立会外分売はIPOほどではないですが、ディスカウントされた優位な地点で株を買えるイベントチャンスの一つと言えます。

立会外分売投資に関して、お得な理由とメリットやデメリットは?

立会外分売のメリットの一つは、「申し込みが前日夕方から、当日朝までと非常に短く資金回転が良い」ということが挙げられます。IPOよりも当選しやすいのでIPO閑散期に気軽に参加できるというのは大きなメリットでしょう。

bunbaisenseki201908

立会外分売抽選配分当選履歴と立会外分売初値売り投資戦績

私は読者からのリクエストを受けて2018年から立会外分売の当選しやすさ(各証券会社ネット)を調査する上で、戦績を付けてきました。

その以前からも参戦していましたが、最近はIPOが当たらないから立会外分売へ流れて参加者が増えている印象を非常に強く受けています。細々とした美味しいエッジに関しては昔に比べて、非常に情報伝達が速いです(キャッシュレスの還元案件などあっという間に広がる)。イマイチ理解せずにお得感だけを強調して伝搬されるので、参加人口が一気に増える印象があります。

分売のデータは2018年から記録・採取し始めていますが良くリクエストされるのが評価(A~D)なども付けて欲しいと言われます。しかしながら、立会外分売は実施時や実施後の地合い・需給の変化で一気に参加姿勢が変わりますので、なかなか継続して評価するのは難しいと思っています。

さらには分売参加者の量によって、分売ゲット即売りの圧力も変わってくることから、私はある程度の雰囲気で申し込んでいます。Cレベルの評価でもたまには損失覚悟で申し込む程度です。絶対的にプラスになる場合は、なかなか申込数が多くて当たらないこともよくあります。

ある程度のリスクをとっても優位に立ちやすい投資というのはIPOやPO,立会外分売などのイベント系投資の良いところでしょう。株主優待関連の取引もイベント系投資と言えます。これらの投資は爆発的にお金が増えることはないですが、非常にリスクを低く続けれらるので生き残れるというのも大きいところでしょう。

株主優待クロスの一般信用売建争奪戦はSMBC日興証券が参入したことで、私の予想は在庫や取得手段が増えて楽になると思ってましたが、結果は逆にSMBC日興証券で取り扱うことで、その優位性が沢山の人に知れて争奪戦が激化したという事になってしまいました。

実はSMBC日興証券さんに突撃インタビューした時に、ダイレクト口座で「立会外分売」を取り扱えばもっと利用する人増えると思いますよと提案したのですが、今となってはSMBC日興証券でネット取り扱いされると立会外分売の参加者も増えてしまって、更に厳しくなるのでは?と思っていて余計なこと言わなければよかったと反省しています。

私の言ったことは忘れてくれていたら幸いなのですが、証券会社のサービス競争も激しいですので、情報伝達が速い中、以下にタイムリーに新しい案件に参加できるかも重要になってきていそうです。