本日の日経平均は小幅に続伸。中東情勢の緊迫化や中国マクロ指標の軟化を嫌気して取引開始直後こそ利確売り優位で推移したものの、売り一巡後は直近の騰勢を受けた押し目買いがサポートとなり、22,000円を挟んだ持ち合いに移行。終値での22,000円台乗せは4月末以来。

東証主力株は 9983 ファストリ、4543 テルモ、9433 KDDI、4519 中外製薬、8801 三井不動産など内需色の強い銘柄が指数を下支える格好。中小型株は外部環境の不安定化を警戒して極端に出来高が細る中、3758 アエリア、6736 サン電子、8256 プロルート丸光、3935 エディア、3747 インタートレード、3668 コロプラ、3655 ブレインパッドなどに短期資金が流入。

日経平均 22,001円 +13、Topix 1,614 +4
225先物(12月限)21,800円、ドル円 108.16円/ドル
NYダウ先物 27,045ドル −39

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【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△▼ 6196 ストライク
19年8月期経常益予想を15.91億円から18.89億円に上方修正。小高く寄るなら買い、急騰スタートなら空売りで注目。

★ 6407 CKD
9/9 1,171円 → 9/13 1,332円 +161 13.7%上昇
外需系東証主力・準主力株に関しては、先週中に「目先の21,500円超えはおまけ」感覚にてイビデン(4062)を外していますので、現在はCKDのみで対応。本日は地合い悪化による買い直し好機として期待したものの、1,260円台までの中途半端な調整に。明日も良識的な調整過程は丹念に買い直しつつ、現在のリスクシナリオである「日経平均の上値模索トレンド加速」に際しては売りすぎに注意しながら利確を計っていきたいところ。

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□ 後記 : 「親イラン派武装組織によるサウジアラビア石油関連施設への攻撃」が世界経済やマーケットに与える影響は未知数な状況です。よって、寄り前にお伝えしたディフェンシブ戦略が見当違いとなる可能性も残りますが、因縁の深いサウジアラビアとイランの戦争状態突入( & 米中の関与余地)リスク、原油価格の上昇による悪性物価高リスクなどを踏まえれば、本日安値21,878円で織り込んだとみるのは楽観すぎ。

よって、当面のメインシナリオとしては、昨日お伝えした「日柄調整入り」はそのままに、想定レンジを「21,000円台半ばから22,000円付近」に修正 ≒ 今週の22,000円台は短期的な上方オーバーシュートと捉えるイメージで臨んでください。

※ 日柄調整局面での物色の二極化に備えては☆ 先週木曜からのスポット銘柄、★ 本日からの主力銘柄での対応を優先!

『 想定されるリスクを淡々と予防する! 』

         
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では 本日もお疲れさまでした。


お帰り前にこちらも是非。