本日の日経平均は小幅に続伸。FOMC後のNY株動向の安定感、対面での米中協議再開などが先物での買戻しや出遅れ層の上値買いを誘発して買いが先行。10時台に22,204円(+160)まで上昇すると、引けにかけてはドル円の軟勢、過熱気味なテクニカルなりの利確売り、連休前のポジション整理などが重石となってジリジリと上げ幅を縮小。

東証主力株は高安マチマチ。依然として「相場の柱」が見当たらないまま、割安銘柄が日経先物高に順じて循環的・機械的に買われる構図。中小型株は 4592 サンバイオの急騰によりマザーズ指数が大幅高となったものの、市場マインドの改善は限定的となり、7800 アミファ、7034 プロレド、4425 Kudan、6232 自動制御システム、6089 ウィルG、3668 コロプラ、6175 ネットマーケティング、3667 enish、3656 KLabなどに局所的に資金が流入。

日経平均 22,079円 +34、Topix 1,616 +0
225先物(12月限)21,910円、ドル円 107.85円/ドル
NYダウ先物 27,109ドル +23

big (16)

■ 後記 : 週初の展望にて「8月の下方オーバーシュートの巻き戻し継続」と予測した今週の日経平均は、4月下旬以来となる22,000円台で取引を終了。来週は日米首脳会談での通商合意の有無、合意に際してはその内容が注目されますが、トランプ政権と中国やイランとの関係悪化さえ回避できれば「21,000円台後半から22,000円台序盤での日柄調整 or 上昇トレンド継続による22,500円トライ」が期待されます。

注意したいのは「日経先物高 ≠ 個別高」

通常の日経大幅高局面において相場の牽引役となる半導体や機械・素材セクターなどの株価が直近の日経高過程では伸び悩んでいるように、現在買われているのは“日本経済の明るい未来”ではなく“日経先物そのもの”であり、あくまでも8月下方オーバーシュートの反動 + アルファ
と考えるのがスマート。※ 個別株対応がメインの方が当観点を軽視すると「日経は上がっているのに持ち株が上がらない」ストレスに苛まれかねませんのでご用心。

よって、来週も
★ CKDのような日経高対策は継続しつつ、「先物と個別需給は似て非なるもの、上げ相場の最終局面」感覚にて肩の力を抜きながら、“物色の二極化”にこそ重心を置いた強気スタンスを邁進していく予定です。

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では 本日もお疲れさまでした。


お帰り前にこちらも是非。