BASE(4477)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。いよいよ10月10社目のIPO登場でこれまた珍しく今回も重複上場ではありません。しかし10月はまだ登場してくるかもしれませんので重複上場となる可能性はまだあります。

BASE(4477)の上場日は10月25日(金)で今のところ単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は株主優待改悪(?)のニュースが飛び込んできた大和証券と毎回IPOチャレンジポイントの話題で盛り上がりを見せる、IPO愛好家には人気の高いSBI証券の2社共同IPO主幹事となっております。

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BASE(4477)のIPO(新規上場)情報

設立:2012年12月11日
業種:情報・通信業
事業の内容:Eコマースプラットフォーム「BASE」及びオンライン決済サービス「PAY.JP」の運営等

BASE(4477)IPO上場承認発表

上場市場東証マザーズ
コード4477
名称BASE
公募株数405,000株522,600株
売出し株数7,606,800株6,704,800株
オーバーアロットメント1,201,700株1,084,100株
IPO主幹事証券大和証券
SBI証券
IPO引受幹事証券みずほ証券
野村證券前受け金不要
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
いちよし証券(前受け金不要
極東証券
auカブコム証券(委託幹事)
上場日10月25日
仮条件決定日10月8日
ブック・ビルディング期間10月9日~10月16日
公開価格決定日10月17日
IPO申し込み期間10月18日~10月23日
想定価格1,630円(163,000円)

売り出し株7,606,800株の一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場の海外投資家に対しても販売される予定となっています。現時点での海外への販売数量は未定(半数未満)で最終的な内訳は公開価格決定日となる10月17日(木)に決定する予定となっております。

そして上記をご覧の通りこのBASE(4477)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券の名前があるためauカブコム証券のIPO幹事入りも期待できそうですね^^

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BASE(4477)のIPO(新規上場)事業内容等

BASEグループBASE株式会社及び連結子会社となるPAY株式会社BASE BANK株式会社の計3社で構成されており、BASE株式会社はEコマースプラットフォーム「BASE」を提供するBASE事業、PAY株式会社はクレジットカード決済によるオンライン決済サービス「PAY.JP」及びID決済サービス「PAY ID」を提供するPAY事業、BASE BANK株式会社は「BASE」を利用するショップオーナーに対して資金を提供する資金調達サービス「YELL BANK」を中心としたその他事業とそれぞれEコマースプラットフォーム、オンライン決済サービス、資金調達サービス等の事業を展開しております。

BASE(4477)IPO 事業概要図

BASE事業

専門的なWebサイト構築やWebデザインの技術を使わずに、誰でも簡単にデザイン性の高いネットショップが作成できる仕組みを提供しているEコマースプラットフォームとなります。
BASE(4477)IPO BASE事業

PAY事業

Webサービスやネットショップにクレジットカード決済を簡単に導入できるオンライン決済サービス「PAY.JP」及び、あらかじめ購入者が購入者情報を登録することで都度クレジットカード番号や住所を入力する必要がなく、IDとパスワードでログインするだけでスムーズに決済を行うことができる「PAY ID」サービスの提供を行っております。
BASE(4477)IPO PAY事業

その他事業

BASEのショップデータを活用することでBASEショップの将来の売上を予測し、当該予測に基づき将来債権を買い取ることによりショップオーナーに事業資金を提供する資金調達サービス「YELL BANK」等のサービスを展開しております。
BASE(4477)IPOその他事業

【手取金の使途】
上記の手取概算額646,150千円及び第三者割当増資の手取概算額上限1,946,771千円については、事業の拡大及び新機能開発に伴う人件費及び採用費、認知度向上及び顧客基盤拡大に係る広告宣伝費並びに本社オフィス増床に伴う費用に充当する予定であります。
(BASEのIPO(新規上場)目論見書より抜粋)

BASE(4477)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

BASE(4477)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,630円としてオーバーアロットメント含め150.1億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型サイズとなります。かなり荷もたれ感を感じますね。

公募株405,000株に対して売り出し株7,606,800株と売り出し株比率はおよそ18倍と多く、売り出し株放出元もベンチャーキャピタルが半数以上(約480万株)と多くあるためベンチャーキャピタルの出口(イグジット)案件感を感じます。売り出し人の中にはお笑い芸人ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏の名前もありましたね。

業績面も不安材料です。連結単体共に売上高は伸びているものの、利益自体は設立後一度も黒字化しておらず、赤字のままの状態での上場となります。

BASE(4477)の事業内容は平たく言うとネットショップ運営サービスに係るサポート関連(Eコマースプラットフォーム)ということで人気化するセクターとなります。AKB48の元メンバーで「こじはる」こと小嶋陽菜さんをテレビCMで何度か見たことがあり、知名度もそこそこあると思います。ネットビジネスに興味のある方であれば一度は目にしたことがあるかもしれませんね。

売り出し株放出後もベンチャーキャピタルの保有株は十数社数百株と多く残り、90日間及び180日間のロックアップが掛かっているものの、公開価格の1.5倍上になれば解除され売却可能となる株式も多数あります。ベンチャーキャピタルの数が多過ぎてまとめきれませんでしたが、上場時の売り圧力はそこそこ多そうです。

IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて80,118枚と多くあるため、全力申し込みで攻めればさすがに1枚は当選の二文字が見れそうな案件です。複数当選も十分あり得そうな枚数ですね。

BASE(4477)のような大型IPOとなるとIPO参加スタンスを決めるのが非常に難しく、まずは大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解を見てから決めたいと思いますが、初値予想はおそらくD級評価の公開価格前後が妥当なところでしょうか。地合いはもちろんのこと海外販売比率がどの程度になるかでも変わってくると思います。

悪い方法かもしれませんが、BASE(4477)のIPO主幹事は両社ともにIPO当選後のキャンセルペナルティが無いため、IPO申し込みだけはしておいて、購入するしないは実際にIPO当選してから考えるという作戦でも良いかもしれませんね。さすがに今回はSBI証券IPOチャレンジポイントの話題は少なそうですね。

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<追記>
やはりauカブコム証券がこのBASE(4477)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

BASE(4477)のIPO取り扱い決定auカブコム証券
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BASE(4477)のIPO(新規上場)業績等

BASE(4477)のIPO経営指標
BASE(4477)IPO経営指標

BASE(4477)のIPO売上高及び経常損失
BASE(4477)IPO売上高及び経常損失

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