【勘流雑感】
 先週末の米株は続落。複数のメディアが「トランプ政権が中国への証券投資の制限、中国企業のADR(米預託証券)の上場廃止などを検討している」と報じた事で、米中貿易協議への警戒感が高まった。ナスダックもメモリー大手マイクロン・テクノロジーの決算が嫌気されて9月高値以降の安値を更新。
 日経先物は21,720円で返ってきているゆえ、本日の日本株は21,700円から21,900円辺りで弱気優勢ながらも底堅い動きが予測される。ただし、明日から7連休を迎える中国市場がトランプ政権の制裁強化を警戒して下落ピッチを強めるようなら、21,600円割れを覚悟しておく必要がありそうだ。米中貿易協議に関しては早くとも来週の開催となるため、今週中は悪材料としての過度の警戒は不要だが、米中経済指標を大義名分とした乱高下にも注意されたい。
 さすれば、ショートにて連勝中の先物戦術に関しては、本日の21,700円台は小口で、21,800円台は厚めに売る。個別に関しては先週各所で見受けられた「バリュー株投資推奨」の破綻に伴う市場心理の不安定化も危惧されるゆえ、現金枠は多めに残し不用意な新規買いは手控えながら、目先の日経と市場心理の底打ちを確認したい。

【勘流銘柄】
■ 9519 レノバ
9/18 884円より 9/27 994円 +110 12%高
先週末は1,000円目前にて利れに押されたが、もうしばらくは省エネ発電関連への資金流入が続こう。本日も押さば930円までを買い向かう。10月上旬にかけての1,000〜1,200円目標。

□ 9/25からの9400番台 
8月下旬から9月上旬にかけての提唱時には短期3割高を達成。全体的な上げ潮で迎えた当時ほどの急進は期待できぬが、再び上値模索を画す動きがありそうだ。本日も665円近辺までの押しは強気、700円近辺も買い乗せるが上策。

(その他)
6770 アルプスアルパイン(売り)

先週末の通期業績の下方修正が9月上旬からの上昇ベクトルを否定している。2,000円台でエントリーしたら、突発的な地合い良化に備え2,100円までを売り上がるが上策。64●●や、先物を手掛けておらぬ場合は楽天225Wブル<1458>も売り注目。

8111 ゴールドウィン(売り)
先週土曜のラグビーW杯、対アイルランド戦は日本代表が大勝利。日本敗戦を前提とした悪趣味な戦法であり、経過と結果に関してはただただ恥ずかしいばかりだが、過熱感自体は明白。本日の続伸過程も売り乗せにて挑むが上策。

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