【勘流雑感】
 先週末の米株は英国政治懸念を嫌気して急落。日経先物は22,500円にて直撃を免れたが、土曜の英議会による新たなEU離脱案採決の拒否、日曜のジョンソン首相による激しく礼節を欠いたEUへの離脱延期要請など不透明感を増す流れとなっている。このため、本日の寄り値水準については暗中模索な状況ではあるが、現時点(7:30)でのドル円が先週末108.40台から108.30台、シカゴNikkei225が22,490円から22,465円程度の小幅な下げにとどまっている事からは、本日は22,300円台後半から22,500円台後半での上値重くも底堅い推移が予測される。
 先週から述べてきた「短期的には株価調整やむなし」見立ても鑑みれば、市場トレンドとしてはさほどの変化はないゆえ、本日は常識的な祝日前の対応に徹するが善かろう。
 さすれば、日本の民主党同様に英国政治史に未来永劫汚名を残すこととなろうジョンソン首相の乱心に付き合わぬため、先物に関しては開店休業または22,550円以上を買い、22,400円割れを売る順張りでのデイトレ狙いに処す。個別に関しては、ディーラー連中から個人投資家までマインドが冷え込んでいるゆえ、出遅れ株や割安銘柄は放置しながら内需関連、好背景銘柄のみを耽々と攻め入るスタイルを続行されたい。

【勘流銘柄】
■ 5809 タツタ電線
10/11 484円より 10/17 518円 +34 7%高
電線需要は東京オリンピックや5G普及による足元の増加基調に加えて、送電線の老朽化、送電線の容量不足の深刻化、台風19号の影響などを背景に需要拡大が目される。本日も4●0円までを買いゾーンとし、続伸時はサラリと追加で利入れを交えられたい。

□ 新たなる勘流短期指向
馴染みの深い銘柄だが、先週予告した梃入れが本格始動の気配を示しているゆえ、市場心理が委縮している本日からあえて種蒔きを開始したい。新興色の強い銘柄ゆえ●00円割れを撤収要件とすれば、低リスクにてハイリターン狙いが可能となろう。

(その他)
1808 長谷工、1893 五洋建設

先日の台風の爪痕は未だ甚大であり、市場心理の気迷いも絡めれば相場の中期化も目される。カナモト<9678>、西尾レントオール<9699>などとともに今週も押さば買いにて注目されたい。

6471 日本精工、5302 日本カーボン
先週末の中国経済指標は冴えぬ中身となったが、最近の高値水準を維持した事で上昇ベクトル継続が期される。

何かしら参考になっていれば是非に。
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