本日の日経平均は続伸。週末の外部環境はNY株急落、英議会での新離脱案の採決見送りなどマイナス材料が目立ったものの、ヘッジファンドを中心とする海外勢の買い(戻し)、米中部分合意による業績改善期待を追い風に終日22,500円台で堅調に推移。東証主力株は 5411 JFE、5406 神戸製鋼など鉄鋼、1802 大林組、1812 鹿島など建設の他、金融株が堅調。

中小型株は 3236 プロパスト、2693 YKT、5381 MIPOX、6182 ロゼッタ、6668 アドテックプラズマ、6615 UMCエレク、6538 キャリアインデックスなどに短期資金が流入。全般的には明日の休場と海外不安定要因を警戒した様子見色の強い流れに。

日経平均 22,548円 +56、Topix 1,628 +6
225先物(12月限)22,570円、ドル円 108.48円/ドル
NYダウ先物(12月限)26,792ドル +38

big (34)

【ウォッチ銘柄】
△ 6823 リオン
9月中間期経常益予想を12億円から14億円に上方修正。小高く寄るなら買い、吹き値は空売りで注目。中間期業績を大幅上方修正のさくらKCS(4761)は博打買いでケア。

△ 4506 大日本住友製薬
9月中間期純利益予想を220億円から303億円に上方修正。平時のボラティリティの低さを考慮したノータッチがおススメ。

□ 後記 : 先週末のNY株の急落は「米長期金利の低下を伴わない一過性の動き」とお伝えしてきましたが、英政情混乱も逆風となりうる中での本日の東京市場の騰勢は想定外。ただし、個別全般では不安定な外部環境なりのリスク回避ムード & 歪な物色傾向が顕著となっているため、明後日の休場明けもすっきりとした相場展開が望みにくい環境です。

考察のスタート地点を間違えると結論までが遠く、最終的に株価なりの対応を余儀なくされますので、米債券とドル円動向 → NY株動向 → 日経先物動向 → 東証主力需給 → 中小型株需給の順に掘り下げていくトップダウン戦略にて、週後半のマーケットにも堂々と対峙していって下さい。
 
(会員サークルより 
>>Sラボ参加案内

※ 今晩のNY動向は明朝、10/23の展望・戦略は当日寄り前の更新予定です。

では 本日もお疲れ様でした。

お帰り前にこちらも是非。