12月のIPOの足音が聞こえてきました。一発目に出てきたのは名証セントレックス上場銘柄です。本店も名古屋市、主幹事も東海東京証券で地場IPOの印象が強いですね。

名南M&A(7076)のIPO新規上場情報

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名南「めいなん」と読みます。社名にあるようにM&Aコンサルを主とする会社ですね。地域密着で頑張ってきました。既存株主に中京地方の金融機関が並びますね。

想定価格は1,610円。主幹事は東海東京証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約8.14億円で、名証セントレックス上場ではやや規模が大きいです。

まず名証セントレックスへの単独上場は2015年以来と4年ぶりになります。2017年にも一度予定「アトリエはるか」されていましたが中止となっているので随分と間が空きました。過去の状況を見ると初値はあまりいい結果を残せないのが名証セントレックスです。

IPOバブルと言われるようなときは小型を活かして暴騰するのですが、今のようなやや状況が微妙な時は買いが少ないことによるそこそこの値付けが多いですね。

M&Aという業種は、中小企業の後継者不足による事業継承の難しさから流行っている業種です。名南M&Aは地域密着で連携して、特に今期に急上昇を見せています。上場後は全国展開で広がりを見せる模様ですが、社名に「名南」と入っているように全国に行くと他のM&A会社と競合となって地方感が見られないか心配な気はしますね。

設立2014年、従業員30人以下という会社ですのでちょっと上場会社としては不安定なところも含んでいるので、名証セントレックス上場でどうか?というのが妥当なところでしょう。

東海東京証券が主幹事ということで東海地方のIPOに強く地方市場の上場でもしっかりとした初値を残すイメージがあります。

【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)

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IPOバブルが弾けた2006~2008年あたりの名称セントレックスx東海東京証券のコンビのIPOでは初値公募割れもありますが、当時とは環境が全然違いますので第一印象では主幹事で当選を期待したいIPOになりますね。

上場タイミングも込み合う前の12月頭ですのでベストタイミングと言えそうです。

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いよいよ混み合う12月のIPOラッシュシーズンが始まります。しっかり申し込めるように証券会社口座の準備を済ませておきましょう!

名南M&A(7076)のIPO新規上場情報

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