【勘流雑感】
 昨日の米株は、市場予想を上回った10月ISM非製造業景気指数や米中交渉の進展を伝える報道を材料視して小幅に上昇。さすがに27,500ドル台では利入れが足枷となったようだが、原油市況や長期金利の上向き波動が、景気良化期待を伴う健全な相場つきを印象づけている。日経先物は前日中の大幅高の反動で伸びを欠きながらも23,300円台で安定して経過し、「もうはまだなり」を継続。本日も23,200円から23,500円手前ゾーンでの買い派有利の展開が期される。
 ただし、材料株全体を見渡した場合、昨日のマザーズ売買代金上位20銘柄中、前日比プラスが半数以下のわずか9銘柄に留まった事からも、「決算シーズン中の日経上昇は恩恵が少ない」ことには注意が必要。ゆえに、時間と資金によほどの余裕が場合を除き、目先狙いのパチンコ売買は最小限とし、現在の□■勘流3銘柄を中心に1,2週間レベルで付き合うに値するもののみに耽々と種を撒くが上策。先物に関しては、本日も押し目待ちの構えにて開店休業。仮に23,500円を超えるようならショートでの即回転狙いに処すが善かろう。

【勘流銘柄】
(その他)
2035 日経VI、1552 VIX

ゴルディロックス的な上昇相場の裏で米VIX指数の売り玉が2004年以降で最大レベルにまで膨張している。すなわち、株価暴落を演出し、買戻しによる急騰を図る動きが生じても不思議ではない頃合いだ。現状を天井域とみた下落トレンド入り狙いなら、先週述べた楽天ダブルブル<1458>の空売りか楽天ベア<1459>の買い、瞬間的な暴落を目すならこの2つをパラパラと拾うが面白い。

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