本日辺りからIPOの新規承認がたくさん見れそうな時期になっています。先陣を切ったのは「tenki.jp」を運営するALiNKインターネットです。

ALiNKインターネット(7077)のIPO新規上場情報

alink

事業内容は天気予報専門サイト「tenki.jp」の運営と単一モデルです。サービスは「tenki.jp」に登山者向け気象情報などがあります。私もtenki.jpはアプリを活用しています。

Alinkは沿革的には「ありんく」と呼びそうです。

想定価格は1,470円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで約8.53億円で、東証マザーズ上場の小規模案件です。

天気アプリにはいくつかあると思いますが、社長の経歴を見るとヤフー天気もプロデュースしたりと天気のプロの印象ですね。ここは日本気象協会とも手を組んでいるのでデータ的なものが豊富な印象はあります。

すでに上場している同業種はやはり「ウェザーニュース」が出てくるでしょう。2000年上場なので既に老舗の印象ですね。あちらは民間の力でのし上がってきて、こちらは協会とタッグを組んで提供するので、今後は構図が面白くなりそうです。

tenkiapp

昨今の気象災害の多さなどから利用者数はどんどん増加傾向にある気象アプリで業績の伸びも順調です。主な収入源はネット広告になります。

その他、第一印象で気になった点は従業員が9人とかなり少ない点。気象協会と提携していて協会には777人の従業員がいますので、このベッタリな状態で今後新しいサービスを展開するには、なかなか行動力が制限される気がします。いまいち上場してこれから期待できる部分が少ないとも感じますね。

気象データは「ビッグデータ」の一つだと思いますし、近年の防災意識の高まりを考えるとテーマ性も高い事業だとは思います。出来れば上場するにあたって、これからどういったところに強みを持っていく予定なのか?そういったところをチェックしたいです。

上場日は12月10日でリートIPOと被りました。この日あたりからクリスマス付近までどの程度IPOが出てくるのか楽しみです。

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まずは野村證券から12月のIPOの登場ですね。IPOに強い証券会社というのは健在。公募株を貰うなら必須の証券会社ですね。

12月になると連日の上場ラッシュで忙しくなります。証券会社の口座開設は11月の隙間時期に済ませておくことをオススメします。私は準備万端です!

ALiNKインターネット(7077)のIPO新規上場情報

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