12月のIPOの新規承認が続々と出ています。東証2部銘柄は最近はそれなりに頑張っている印象ですが、今回はどうでしょうか？
「継手」メーカーになります。水道管やガス管など正に縁の下の力持ち企業です。東証2部らしい堅調な業績は期待できそうですね。
想定仮条件は870円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約23.4億円で、東証2部上場の中規模案件です。
IPO的には売出の多さは少し気になるところかも知れません。東証2部の上場予定にしてはベンチャーキャピタルからの出資もそれなりにある会社になります。2001年設立となっていますが、沿革では1977年から続く企業ということで老舗ですね。
公募の資金使途はベトナム子会社への出資ですので、国内需要だけでなくグローバルに需要を開拓している状況なのは好感が持てますね。後は公開価格の割安感といったところでしょうか？基本的にはこういった銘柄はIPOプレミアムを付けて公募売出しますので正当にその辺りが反映されていることを望みます。
財務状況はほぼ横ばいか右肩上がりの様相ですので、堅い企業というイメージそのままですね。需要に関してもそうそう簡単に崩れるような業態ではないと思いますので、割安であれば資産株的な持ち方ができるかも知れません。
初値はそれほどでもないけど下値不安もないという、やはり結論は東証2部らしい銘柄です。
今年に入って東証2部銘柄は初値はそれなりに微増の結果を残して堅調です。この調子ならとりあえず参加しやすい状況なのではないかと思います。
初値予想もお願い致します。