本日の日経平均は反落。先週末のNY株が小幅ながら連日で過去最高値を更新した流れを引き継いで寄り付き早々に23,471円(+79)まで上昇。しかし、米中貿易交渉における「段階的な追加関税の縮小」に否定的なトランプ大統領の発言、コンセンサスを下回った9月機械受注(前月比−2.9%)、中国共産党の香港弾圧などが重石となり、引けにかけては23,300円台半ばで弱含む展開に。

東証主力株は高安マチマチ。4543 テルモ、9983 ファストリ、6954 ファナック、1925 大和ハウス、9984 ソフトバンクの5銘柄で日経平均を75円押し下げる構図。

中小型株は 7748 ホロン、7716 ナカニシ、4970 東洋合成、6195 ホープ、8894 原弘産、5922 那須電機、4695 マイスターエンジニアリング、3328 BEENOS、3245 ディアライフ、9416 ビジョン、6200 インソース、3660 アイスタイル、2395 新日本科学、2193 クックパッド、2353 JBR、6640 第一精工などに短期資金が流入。

日経平均 23,331円 −60、Topix 1,704 +1
225先物(12月限)23,300円、ドル円 109.01円/ドル
NYダウ先物 27,516ドル −115

big (68)

★ 3938 LINE 
11/5 4,100円 → 11/7 4,435円 +335 8.1%上昇 
会員サークルでは、★ 主力8000番台とともに先週序盤からポジションの中核として対応中。本日は先週木曜の大幅高によるテクニカルの過熱感を調整しつつ、5日線に沿って下値を切り上げる良好な経過。

先週木曜4,435円までの上昇過程での5割+アルファの利確 → 4,140円までの調整過程での買い直しの後、明日も調整局面では4,1●0円付近までを買い下がりつつ、続伸時は売りすぎに注意しながら再利確を計っていく予定です。

big (70)

現在の☆★Sラボ銘柄は、上記
★主力2銘柄、☆ 先週木曜からのスポット銘柄、☆ 本日からの新銘柄の4つ。ここからも世界的な需給環境から逆算したトップダウン戦略で厚く!

では 本日もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらも是非。
           

  

☆★仮説 :長期上昇トレンド入りの可能性

昨年10月のペンス米副大統領の中国批判と世界同時株安に起因する米長期金利のピークアウト気配に触れながら、
「2012年からのアベノミクス、トランポノミクスを背景とする長期上昇トレンドは終了」と注意喚起させていただいたのが昨年11月上旬。

2019年の相場を強気にみる評論家が多い中、年初にも「2019年は上値切り下げ型のボックス相場によるテクニカル調整局面の可能性が高い」とし、昨年10月までのような飛び乗り買い、高値掴み玉の塩漬け、気の向くままの保有銘柄数増加などは通用しないとお伝えしてきました。

直近のご提案内容における、上昇局面での早めの過熱感警戒 ≒ 外需系主力株から中小型株シフト、2,5,8月の日経急落による総悲観の中での“逆襲+アルファ狙い”、常日頃の保有銘柄の増やしすぎNG、ストレス玉の大胆な処理なども、全ては当見通しと売買戦略のリンクを計ってきた結果です。

2019年末から2020年にかけては・・・、依然として米中関係次第の面も強いものの、現状の「貿易戦争の一時停戦ムード」が継続・進化するようなら、昨年10月から1年間の調整局面が終了 → 年末から2020年にかけては定期的な下押しを挟む上昇トレンドの可能性が高いと判断しています。

この場合も、2012年12月から昨年10月までのような高揚感が回復することはありませんが、上昇局面での持ち株の買い増し、売りすぎない勇気の重要性が増してくるはずです。

(まとめ)今年一年を昨年10月までのような楽観スタンスで対応された方は苦戦するケースが多かったように、来年は今年有効だった「低めの強気戦略」では取り逃しが多くなる可能性があります。

黒から白のような明確な変化ではないため、当方の日々のコメントが劇的に変化するわけではありませんが、利確メドを4%から4.5%に、目標株価を1000円から1200円に、上昇過程での買い増しを1回から2回に...のような変化をつけていく予定です。

   (会員サークルより >>Sラボ参加案内