おはようございます。

昨日のNY株式市場は節目の28,000ドルを挟んで売り買いが交錯した末に小幅続伸。米中貿易交渉に絡めては、CNBCが「中国共産党の雰囲気は悲観的」と報道した一方で、新華社が「16日の閣僚級電話協議は建設的な内容に」と報じるなど強弱感が交錯。個別では、エネルギー株や中国関連の一角が売られた一方、ウォルトディズニーや国民皆保険を巡って大幅高となったユナイテッドヘルスが指数を下支え。一時1.8%を割り込んだ米10年債利回りがネックとなり、ドル円はNYタイム序盤の109円台から108.50台まで下落。日経先物もドル円安を足かせに小幅安で夜間の取引を終了。

NYダウ 28,036ドル +31、ナスダック 8,549p +9
米10年債利回り 1.811% −0.022、為替 108.63円/ドル
NY原油 57.05 −0.67、日経先物 23,360円 −20

big (6)
□ 本日の展望 : 強含み ± 米中関係
動意の乏しかったNYなりに寄り付いた後、日本時間の本日14時ごろに期限を迎えるトランプ政権による「ファーウェイ制裁の一部延期」の期限を中心に、米中関係を睨みながらの推移へ。昨日のNY市場が、米中関係に絡めた弱材料や28,000ドル到達による利確バイアスを跳ねのけてしっかりと推移した経緯を踏まえれば、23,300〜23,500円レンジの強含みの展開が本線。

★ 本日の戦略 : 米中交渉をケアしながら強気継続!
「2018年10月からの調整トレンド終了 → 2019年10月からの長期上昇トレンド入り」を念頭に置いた大局強気スタンスを継続。東証主力株の売買難易度の高まり ≒ 儲けにくさを踏まえて、流動性高めの好トレンド東証準主力・中小型株へポジションの重心をシフト。ハイボラ銘柄を除いては、地合いなりの推移となっていますので、近似テーマやテクニカルの複数保有は避けるのがおススメ。※ 新規買い銘柄の選別の前に、不要玉の縮小、持ち株の買い増しの是非からご検討ください。

短期的な下振れリスクには、平時の3割前後の余力維持を中核に、保有銘柄数の絞り込み、事前の指値注文による手仕舞い条件の徹底と飛び乗り買い回避などでケア。

★☆Sラボ銘柄も昨夕の戦略を踏襲。

【ウォッチ銘柄】
△ 6723 ルネサス
2020年春からの60GHzレーダー解禁による多分野への業容拡大が期待されるとの日経記事。米半導体セクターの多くが決算にて業績底打ちを示唆している背景も踏まえ、数週間スパンでの押し目買い狙いで注目。

『 偶然と根性よりも、柔軟な戦略を重視!』

では 本日もよろしくお願いします。