2019年の12月の上場ラッシュに向けてブックビル期間がスタートします。仮条件が決まり次第、遅くてもBB開始スタート日までにはBBスタンスを更新しています。
昨日は4銘柄の仮条件発表、そして3銘柄のブックビル期間が始まっています。またファンペップが新規承認取り消しとなりました。
上場過密スケジュールで厳しいと見たのでしょうか？
3銘柄のBB開始ということでBBスタンスを更新しました。少し紹介したいと思います。
3銘柄のBBスタンス（フリー・JTOWER・ユナイトアンドグロウ）
仮条件が想定1,660円~1,940円に対して1,800～2,000円と強気に決定しました。この判断が焦点になりそうです。グローバルオファリングで海外募集分が半分以上ありますので海外分の需給観測がかなり良かったと見れます。
ただ、だからといって初値が好結果になるとは限りません。業態には期待できると思いますが果たして今のIPOの上場時の買い意欲で赤字銘柄の大型IPOがプラススタートできるか疑問です。
結論的には微妙のC評価を継続。一発目の初値予想は公募付近価格として「2,020円」としてみました。大型で海外募集もあることでグレーマーケット情報など出てくるかもしれません。一応、仮条件強気はポジティブ要素と見ています。
規模は大きいのですが国内募集分だけ見ていると十分ブックビルが積み重なるのでは無いかと感じています。公開価格は2000円スタートになる気がしてきました。後は当日の地合い次第ですね。割れても2,000円を超える場面を作れるようなIPOな気もしますし、とりあえず祭りには参加するタイプは参加で、見学するタイプはパスで良さそうです。
共同主幹事の他、SBI証券の枚数が多く当選可能性が高そうです。後はネット証券から楽天証券では倍率確認で人気チェック。松井証券は前受金不要なので気軽に申し込めそうです。意外と申し込んでも落選を結構見るかもしれませんね。
JTOWERも赤字の大型案件で、IPOでは初値売の短期狙いでは厳しく見られそうな銘柄です。ただ、売上の伸びは良いですし設備投資先行型で赤字自体は多めに瞑らないといけません。
それよりもベンチャーキャピタルのリスクを公募組（上場後組）が請け負う形の上場というのが気になります。通信インフラに対して未来に期待を持っている方が申し込むべきIPOでしょう。
事業的には応援したくなりますがIPO評価としてはCの微妙と判断するしかなさそうです。こちらも仮条件は若干強気、この強気は気に入らないですが、事業期待的に初値予想は微プラスとしました。
ＳＭＢＣ日興証券で当選チャンスですね。公募割れが絶対やな方はこの銘柄はオススメしません。とりあえず公募株を持つことに喜びを感じるIPOジャンキーにとってはちょっと参加したくなるIPOですね（笑）
私はDではなくC評価しましたので、参加することにします。
3銘柄の中では唯一安心して参加できるマザーズ小型IT系のユナイトアンドグロウです。こちらはシステム情報部のコンサル業ということで時代の需要をうまく付いている期待銘柄です。
上場ラッシュに挟まれることで初値が思ったより伸びないリスクがありますが、個人的には2極化するなら「強」の方が出る銘柄として初値も頑張るのではないかと思っています。
こちらもＳＭＢＣ日興証券主幹事です。もちろんこちらのIPOの方が欲しいですが、枚数が違いますので軽い期待程度にして参加しましょう。BBスタンスはA評価にしました。
明日、BB開始銘柄も多い
ファンペップが上場延期となりましたが、明日ブックビル開始銘柄も3銘柄あります。今週はさらに3銘柄がBB開始期間になり、一番ブックビル期間が重なる時期です。
様子見している内に申込期間が終わってしまうこともありますので注意しましょう！
また松井証券やライブスター証券など委託幹事としてひょっこり受付しているのも見かけます。見かけ次第、引受証券として更新しますので随時チェック願います。
IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事（委託幹事）実績数を掲載
準備を万端にして上場ラッシュを迎えたいところです。