多数ポジションをもつEAの特徴

MT4を利用するFX自動売買で最も気を付けなければならないことは、損失を被るリスクをしっかり考えて運用するEAを決めることです。ゴゴジャンさんのサイトで販売されている商品で以下のような収益グラフになっているEAを確認しました。EAの名前は伏せて申し上げたいことだけを記載します。

コツコツドカンの複数のポジションをもつEAの恐ろしさを示すグラフ

プラスになるときは徐々にですが、マイナスとなったときの落ち方が尋常ではありません。これはグラフを載せたEAのドローダウン設定が深いという特徴も理由の一つではあるのですが、同時に取引するポジション数が多いことも大きく影響しています。

好調なときはポジションを複数とったほうが儲けを大きくできるので有効ですが、負けるときは一気に転落することが簡単に予想できます。勝ち続けるEAはこの世の中にありません。利用するEAのロジックでリスクカットがどのように設計されているものなのかを理解してから使うのが自動売買で大きく負けないコツです。

注意が必要なEAのタイプ

まず、ストップロスの設定値が大きいロジックのEAを私は使いません。ストップロス値が100pipsで複数のポジションを持つEAなんて信用できないです。EAのロジックはバックテストを通して細かい設定値の調整が行われて最適化されているはずですが、設定値の調整は過去の相場のものでありバランスを崩したときに恐ろしい結果が待っています。EAの勝率が高いことだけに気を取られて利用してしまうと、薄氷を履むが如しの状況に気づかず走り回っているということになりかねません。

たとえば・・・使いたくないEAの代表
バックテスト勝率が90%程度以上
テイクプロフィット 10Pips
最大ストップロス 100Pips以上
最大ポジション数 5~10

といった設定をもつEAだったとしたら絶対に利用を避けます。これはコツコツ儲けた利益を一回のドローダウンで吹き飛ばす危険性が高いEAです。ドローダウンが連続して生じた場合は目も当てられなくなるでしょう。

リスクが小さいEAを使うのが長続きのコツ

ロジックが優秀なら最大ストップロスで退場することは少なくなりEAの勝率も上がります。相場は行ったり来たりしながらどちらかの方向に向かって動くことが多いため、ストップロス値を深く設定するのは含み損が一時的に増えても確率的に負けずに済むという作戦ですね。

上のグラフでは黄色のラインが含み損であった時期を示しているのですが、損切ラインに到達しないまでも危ない時期が何回かはあったのだということもわかります。でも、どこかでドローダウンの罠に捕まってしまえばグラフに示すとおり地獄をみることもあるのがストップロス値が深く複数ポジションを持つEAの恐ろしいところ。もうこれは運もあるのでしょうが、こんな思いをしたくなければリスクを考えて使うEAを自分で選別するしかありません!

複数のポジションを取りながらも長期に優秀な成績を残しているEAは少なく、その中でもWhite Bear Z USDJPY は本当に優秀なEAだと思います。価格が高く、エントリー回数が少ないのがネックですが、2014年9月に発売されてからの今までの実績が長く使えるEAであることを証明していると言えるでしょう。

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