おはようございます。

昨日のNY株は小幅に続落。朝方は前日のIBMの好決算、新型コロナウィルス懸念の一服感、2年ぶりの高水準で着地した2月中古住宅販売などを背景に買いが先行。ダウは一時29,320ドル(+124)まで、SP500は過去最高値まで上昇した後、引けにかけては利益確定売りが重石に。個別では原油市況の大幅安を嫌気した石油株、キャタピラー、ボーイング、ダウなどの中国関連株が足を引っ張る格好。ナスダックはインテル、エヌビディア、AMATなど半導体株やテスラ、ブロードコムが買われた一方で、前日の決算を嫌気されたネットフリックスが指数の足を引っ張り、小幅反発で取引を終了。

NYダウ 29,186ドル −9、ナスダック 9,383p +12
米10年債利回り 1.767% −0.002為替 109.81円/ドル
NY原油 56.74 −1.64、CME225 23,835円 

big (29)

□ 本日の展望 : 売り優勢も底堅く
CME225にサヤ寄せした反落スタート後、引けにかけては23,800〜24,000円レンジで持ち合う流れが本線。昨日の24,000円台回復直後に23,800円台前半まで売り直された事でセンチメントは弱気に傾きつつあるだけに、先物が直近安値23,760円を割り込むようなら23,600円台後半まで売られるシーンに警戒したいところ。

★ 本日の戦略 : 脇を締めつつ押し目買い!
先週からリスク要因としてお伝えしている「米長期金利の低下に逆行高しているNY株はオーバーシュートであり、反動安リスクを内包」に現実味が帯びてきています。よって、ストレス玉の大胆な売却による余力向上、手仕舞い条件の徹底などによる下押しケアを優先。

攻撃可能枠に関しては好トレンド銘柄主体にて、23,800円付近を買い下がりメドとした強気スタンスを継続。

東証主力株に関しては、上記のような全体需給の調整ムード、来週からの決算本格化による様子見ムードなどを背景に半導体セクターを除いては「下押しリスクに対して上値余地の乏しい環境」となっていますので、極力銘柄の絞り込みを進めていってください。

「決算シーズン前の今週はヤマ場!」とみていた中小型株に関しては、新型コロナウィルス関連に目先資金が大挙している煽りで期待ほどの盛り上がりを見せていませんが、慌てずに背後関係とテクニカルがしっかりしている銘柄を丹念に攻め続けていきたいところ。

〜(略)〜

【ウォッチ銘柄】
△ 3653 モルフォ
中国事業の不透明感が株価の重石となっていますが、デンソー(6902)との自動運転関連技術の開発の他、AI技術のセキュリティー製品への適用など潜在的な将来性は非常に高いとみています。現在のレンジ内での打診買い → 3,400円台の追撃による中長期スパンで注目。

△ 6668 ADプラズマ
昨夕触れたタツモ(6266)など3銘柄とともに中小型半導体株の押し目買いスイング狙いで注目。

     (会員サークルより 
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では、本日もよろしくお願いします!