2020年2月3日週のFX収支は「+68,000円」新型肺炎の懸念が収まる中の新たな懸念材料とは?
最終更新日: 2020-2-9
新型コロナウイルスのリスクオフは一服?
ドル円相場は、この数週間リスクオフとリスクオンが入り混じった状態ですね。
先週は新型コロナウイルスの被害拡大で109円割れをしましたが、今週は好調な米経済指標の影響を受けて109円台へ回復、その後110円台を目指す動きを見せました。
緩やかに円安ドル高に向かいながら110円台を伺っている形です。今週は7日(金)に米1月雇用統計の発表がありましたので週後半は膠着しましたが、先週とまた雰囲気が変わりましたよね。
では今週のドル円相場を復習すると共に、来週の懸念材料について考えてみましょう!
米経済指標は好調!緩やかに円安ドル高に
ドル円相場を週間で見れば、緩やかながらも力強く円安ドル高へ動いているのがわかります。その要因としては、
- 春節明けの中国株の値下がりが想定内だった
- 4日(火)以降は中国株の買戻しがあり4日続騰した
- 米1月ISM製造業景況指数、米1月ADP雇用統計がどちらも市場予想を上回った
- 新型コロナウイルスのワクチン開発や感染者減少の報道
- 中国が「アメリカからの輸入品に対する関税率を引き下げる」と発表
- 米1月雇用統計も市場予想を上回った
懸念されていた新型コロナウイルスの感染拡大が一服したと同時に、好調な米経済指標が目立ち円安へ動きました。
また春節が明けた中国ですが、連休水準とは言わずとも中国株の値下がりは市場の予想よりも少なく安堵感が生まれました。
米1月雇用統計結果まとめ
予想 | 結果 | 前回 | |
---|---|---|---|
非農業部門雇用者数変化 | 16.5万人 | 22.5万人 | 14.7万人(前回改定値) |
失業率 | 3.5% | 3.6% | 3.5% |
平均時給(前月比) | 0.3% | 0.2% | 0.1% |
平均時給(前年比) | 3.0% | 3.1% | 3.0% |
7日(金)に発表された米1月雇用統計も市場予想を上回り好調でしたね!
雇用者数は多業種に伸びて、中でも建設業や教育・ヘルスサービスなどが大きな増加を見せました。
また平均時給に関しては予想を下回ってはいるものの、前月からの伸びと前年比での伸びが評価されてプラス要因となっています。
発表時は一時的に円高に動きましたがその後すぐに回復、来週以降のプラス材料として影響してきます。
こう見るとかなりポジティブな状況に見えてきますね。このまま110円を超える懸念材料はないのでしょうか?
110円台への回復が最大の焦点
ドル円相場は110円台目前となっていますが、来週の懸念材料は3つです。
- 新型コロナウイルスの懸念は本当に払拭されたのか?
- アメリカのインフルエンザの影響は?
- 2月11日はイランの革命記念日
テクニカル的に見ても底堅いのは間違いないですが、110円台へ突入するのか?また突入後の直近高値である110.30円の壁は?など疑問が残ります。
1つは継続した新型コロナウイルスの懸念です。だんだんと相場への影響力を弱めてはいますが、世界規模ではまだ警戒が続いています。
アメリカのインフルエンザは大丈夫なのか?
そして先日死者数が1万人を超えたアメリカのインフルエンザです。
新型コロナウイルスの影に隠れていますが、アメリカで現在猛威を振るっているインフルエンザも感染症ですね。
すでに1万人の死者を出していながらも、まだ市場からは楽観視されています。
いつコロナウイルスからインフルエンザに懸念対象が移ってもおかしくないほど、すでに猛威を振るっているので注意が必要ですね。
第3次世界大戦の引き金になるのか?
3つ目は2020年始にリスクオフ要因として存在した中東情勢、アメリカ対イランの問題です。
アメリカが殺害したソレイマニ司令官のアルバイーン(仏教の四十九日のようなもの)がちょうどイランの「革命記念日」と同じ2月11日(祝)ごろにあたるからです。
お互いに軍事行使は避けてきましたが、イランからすれば報復する絶好の日になります。
何もないにしろ11日(祝)は、緊張する日になりそうですね。もちろん何もないに越したことはありません。
今週のプラス材料から考えれば、来週すぐにも110円台へ突入することも考えられますが、円安ドル高一辺倒ではないことをしっかりと理解しましょう!
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旅行しながら1勝1敗のトレードで及第点
今週は2回買いエントリーでトレードをしています。旅行に出ていたので1勝1敗でギリギリ及第点かなという印象ですね。
4日(火)の109円台へ突入したところでのトレードを紹介します。
フィボナッチ・リトレースメントでは、先週と同じく1月の安値・高値を結んで見ていました。
先週は109円を割ったところで売りエントリーをして、損失を出しています。
前回トレードの逆パターンでトレードする機会は多いですよね?しかしギャンブラーの誤謬のように「前回こうだったから今回は…」と意識しすぎない方が良いです。
1つ1つ独立したトレードとして意識した方が、後々自分でも納得しやすいですよ。
もちろん109円台で跳ね返されることも十分に想定されたので、しっかりと109円に入ってからのエントリーです。
フィボナッチで見れば半戻しのラインが108.970円ですから「ちょっと遅い」くらいのエントリーですが、「頭はくれてやる」精神なのでよくダマシにかかる方はこれくらいを目安にゆっくり入ってください。
一度19時半ごろに下がってきていますが、幸い109円を切ることは一度もなくプラス材料を背景に上がってくれましたね。
109円を超えるまでは私もツイートしていた通り「もう少しもたつきそう」と思っていましたが、これは嬉しい誤算でした。38.2%のラインの手前、20pipsが確保できていたので利確です。
本当に今年に入ってのドル円相場は、横ばい・停滞する時間が少なく感じます。物事の移り変わりも早いので、来週はまた違う風が吹くかもしれません。
11日(火)は、建国記念日のため日本市場は休場です。ニューヨーク・ロンドン市場は動いているので、間違えないように注意しましょう!
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