FX・為替相場の「直近」っていつなの?視点を変えればチャートの見方が変わる
最終更新日: 2020-2-13
「直近」とは何時を指すのか?
- 「直近の相場を動きを見れば…」
- 「直近のドル円高値を見ると~」
為替ニュースや解説サイトでは、よく「直近」という言葉が用いられます。
そんなあなたも「直近って、どっからどこまでを指してるの?」と疑問に思ったことはないですか?
人それぞれ「直近」の感覚は曖昧
結論から言うと「直近」の感覚は、トレーダーによって違います。
直近の相場と言われれば、「今日を指す人」「今週を指す人」「今月を指す人」これくらい人によって開きがあるのです。
でもこれでは「為替ニュースも意味ないのでは?」と思ってしまいますよね。でも「直近」を語る上で、いくつかの条件があるのです。
参考になる過去であることが第一条件
それは「参考になる過去」を指していることです。
直近を見る時には、まず第一条件として今後の参考にならなければ意味がありません。逆にノイズになるのならば、見ない方が良いです。
今まであなたも何となく読み流していた「直近」に焦点を絞りながら、相場やチャートの見方について考えてみましょう!
2つ目の条件はあなたのトレードに合うものを見る
まずは相場の直近を考える前に、そもそもの言葉の意味を辞書で見てみましょう。
- とても近いさま、一番近いさまなどを表す表現。 時間的にも空間的にも用いる。 「一番最近の」「一番最後の」または「至近距離の」「すぐ近くの」といった意味の表現。
そう思うと前節の「直近の相場」の問いに対して、「今日を指す人」が正解のように感じます。
しかし一概にもそうだと言えないのが、為替相場の直近なのです。
第一条件が外れたら意味がない
直近という言葉の意味では一番近いことを指しますが、あなたのFX・為替相場で見た際は「あなたのトレード」に関わるかどうかが重要なポイントです。
第一条件として「参考になる過去」とありますから、もし仮にあなたがスイングトレード(数日から1週間かけてのトレード)をしていたとしたら「今日だけの相場の動き」で判断するのは心もとないですよね?
つまり一番近い相場=今日の相場だけが直近の相場という訳ではないのです。
トレード別の直近の目安
- スキャルピング:数分から1日
- デイトレード:数日~数週間
- スイングトレード:1週間~数か月
- 長期トレード:数か月~1年
かなりざっくりとした目安ですが、あなたのトレードに対して直近の期間が合っているか?が第二条件としてとても重要です。
一般的にデイトレ~スイングの間くらいが多い
為替ニュースなどは、デイトレ~スイングくらいの期間で解説されていることが多いです。
なのでトレード方法次第では、為替ニュースが言っていることがズレる場合があります。
これを理解していないと直近と言われても、ニュースとあなたが見ている期間がズレて、解釈にも違いが出てしまいます。
局面が変わりそうなタイミングで意識される
直近がどのあたりを指しているのか?少しずつわかってきたと思います。
そして直近という言葉が使われるタイミングとして多いのが、「局面が変わりそうな」時です。
直近が意識されやすいタイミング
- トレンドの方向性が変わりそうな時
- 高値・安値が更新されそうな時
- キリの良い値段を超えそう・割りそうな時
- 重要経済指標の発表時
トレンドの方向性は言うまでもなく、これまでの流れ(直近)と変わりそうな局面になれば今までの相場が意識されます。
また現在もドル円相場は110円台に突入するかどうか注目を集めていますが、この場合は前に110円台に突入した相場が意識されます。
また雇用統計などの重要経済指標発表時には、前回の発表値が意識されますね?
経済指標は前回が明確になっているため分かりやすいですが、その他は人によってとらえ方が違うので難しいですよね。
現在のドル円相場を例にあげて
私と同じようにドル円でデイトレをしているトレーダーであれば、これくらいの期間で直近を見た方が良いです。
4時間足で見ています。安値は1月前半にもう少し下を更新しているので、もしこの先更新した時のために次の高値・安値も見ておいた方が良いです。
こちらは日足で見ています。現在高値に関しては、1月に8カ月ぶりの更新を見て少し特殊な相場になっています。
安値は1月前半に107円台を更新していますね。このあたりは、ザックリとでもよいのでチャートを見なくても言えるくらいは記憶しておきましょう!
今までの「直近」の考え方は合っていましたか?
最後に「直近」の正しい期間や使われ方についてまとめます。
- 第一条件として「参考になる過去」かどうか
- 2つ目にあなたに合う直近を見ているか?)(人によって違う)
- 直近は「変化が起こりそうな局面」で意識されやすい
- もしその直近を超えたら?次の直近も見ておくべき
FXでは、このように「トレーダーによって捉え方が違う」という用語や状況が多いです。
あるトレーダーにとっては正解のことが、他のトレーダーには不正解なこともあります。だから難しい点もありますが、それだけ様々なトレーダーが存在するのも1つのメリットです。
型にはめずにあなたの時間や性格、都合に合わせられるのがFXですね。似たようなトレーダー、自分に近いトレーダーを見つけてマネすることも1つの勉強になります。
正しい知識・認識をつけて一歩ずつ学んでいくのが、勝ち組トレーダーになる近道ですよ(๑´ω`๑)♡
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コメント (2)
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1. kns_t_ara
以前にも一度コメントさせてもらったものです。
直近の高値・安値は、何を基準にして直近の高値・安値をみれば良いかわからず以前よく悩みました。この頃ようやく自分的にはエントリーすると決めた時間軸のローソク足で見ていけばよいかなと考えるようになりました。もちろん、ブログ内に記載されているように通貨ペアによって時間軸は変えた方が良いとも思っております。
ブログに書かれるくらいなので、直近の高値・安値をどこで見るか悩んでいた方は自分だけでなく他の方も結構おられるのかと思うと変な話ですが少し安心しました。(^_^;
長文、失礼致しました。m(_ _)m
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2. メイ
>kns_t_araさん
それはよかったです!たぶんそのコメントか他のコメントを見て、この記事を書こうと思ったのでちょうどよかった!