本日の日経平均は荒い値動きの末に反落。主要国の金融緩和や景気刺激策への期待を‘建て前’とした前日からのリバウンド基調を引き継いで寄り付き早々に21,719円(+375)まで上昇したものの、テクニカル要因(5日線の壁)を意識した戻り売りにより、昨日終値水準で前場の取引を終了。引けにかけてはG7財相・中銀総裁の緊急電話会議における「現時点で金融緩和や財政出動など具体的な協調政策の合意はなかった」との報道も重石となり、終値ベースでの直近安値で取引を終了。

東証主力株は概ね軟調。中小型株は 3664 モブキャスト、4488 AIINSIDE、4475 HENNGE、3691 リアルワールド、8746 第一商品、7085 カーブスHD、3681 ブイキューブなどに短期資金が流入。全般的には「陰線銘柄の多発による需給不安継続」の印象。

日経平均 21,082円 −261、Topix 1,505 −20
225先物(3月限)20,980円、ドル円 107.71円/ドル
NYダウ先物 26,475ドル +7 

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【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△ 3681 ブイキューブ
新型コロナの感染拡大に伴う自宅学習や在宅勤務関連としてマネーゲームが継続中。割り切り対象でケア。

△ 3774 IIJ
勘助氏注力中。本日は3,275円まで戻りを試しながらも、地合い悪化に伴い引けにかけては急失速。IIJそのものの先行きは明るいとみていますが、一連の地合いなりの上下による「近似チャート銘柄の増幅」には要注意。同タイプ銘柄の複数保有は短期的に分散効果は極めて低いだけに、セクターや規模が異なる銘柄同士でも油断せずに縮小 → 銘柄数を絞った買い下がりによる売り抜けやすい体勢づくりを意識していってください。

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★ 1570 日経レバ
本日は日経平均なりに寄りから戻りを試した後に売り直される格好となりましたが、寄りからの4分の1のポジション縮小は「暴落直後の5日線付近は戻り売り」のセオリー通りに機能

短期的には下値不安が付きまとう展開ですが、米10年債利回りの異常値、多数の割安指標による機関投資家や日銀動向を踏まえれば、「新型コロナに起因する調整スパンならびに市場マインドの冷え込み」はピークが近いと判断しています。

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■ 後記 : 本日は反騰2日目にしての大陰線により、週初に底打ちサインその2としてお伝えした「3日程度の騰勢継続」はリセット。その1とした米10年債利回りの陽転気配も未確認なだけに、週末にかけても慎重策による下値模索への備えを優先。

攻撃面に関しては、先週のダメージを踏まえればハイボラ銘柄に食指が伸びやすい局面ですが、本日の中小型株全般に陰線銘柄が多発した売買難易度の高さを踏まえれば、底打ちサインが揃う前の本気買いは時期尚早。

〜(略)〜

今晩のNY市場にて「米10年債利回りの0.5%超の上昇を伴うNY株高」が展開される場合には明朝にも☆★新銘柄のご提案を予定しています。

  (会員サークルより >>Sラボ参加案内
  

『 × ネガティブな大胆さ、◎ ポジティブかつ慎重に!』

では 本日もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらも是非!