ロコガイド(4497)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月4日)3社のIPO新規上場承認発表があったうちの1社です。
IPO新規上場承認発表が多くあるのはもちろんIPO愛好家にとっては嬉しいことですが、もう少し市況や環境、日程などを考慮してほしいものですね。日々記事に追われており、嬉しいやら悲しいやら複雑な気分です^^;
まったく関係ないですが、1日4記事以上の記事をアップしたのは2006年9月のブログ開始以降初めてかもしれません。今年(2020年)の3月~4月はそれぐらい異例のIPOラッシュとなっているということです。
残りの2社、アルマード(4932)とコマースOneホールディングス(4496)についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いております。
アルマード(4932)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月4日)はなんと3社のIPO新規上場承認発表がありました。 この不安定な市況の …
コマースOneホールディングス(4496)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月4日)3社のIPO新規上場承認発表があったうちの1社です …
ロコガイド(4497)の上場日は4月9日(木)で、コマースOneホールディングス(4496)とステムセル研究所(7096)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。
ロコガイド(4497)のIPO(新規上場)情報
設立:2016年7月1日
業種:情報・通信業
事業の内容:チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」の運営
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 4497 |
名称 | ロコガイド |
公募株数 | 2,346,700株 |
売出し株数 | 0株 |
オーバーアロットメント | 244,000株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | クレディ・スイス証券 SBI証券 野村證券(前受け金不要) SMBC日興証券 大和証券 マネックス証券(100%完全抽選) 楽天証券 三田証券 |
上場日 | 4月9日 |
仮条件決定日 | 3月18日 |
ブック・ビルディング期間 | 3月23日~3月27日 |
公開価格決定日 | 3月30日 |
IPO申し込み期間 | 3月31日~4月6日 |
吸収金額 | 68.3億円 |
想定価格 | 2,640円(264,000円必要) |
ロコガイド(4497)のIPO(新規上場)事業内容等
ロコガイド(4497)はチラシ・買い物情報サービス「トクバイ」で折込チラシを中心とした日々の買い物情報をパソコンやスマートフォンで簡単に閲覧できる仕組みを創ることでユーザーの利便性を高め、また小売企業などの顧客の経営の効率化を支援する事業を展開しております。
「トクバイ」は地域のユーザーと小売企業をつなぐ情報マッチングサイトであり、小売企業には新聞折込チラシの画像データやお買い得商品などを掲載することによる販促支援サービスを、ユーザーにはスマートフォンを中心としたインターネットを通じて、地域の買い物に関する情報が得られるという情報提供サービスとなります。
主に地域の食品スーパーマーケットや、ドラッグストア、ホームセンターといった小売店舗の情報を無料で閲覧することができる機能を提供しており、郵便番号や位置情報によって、普段よく利用するお店を登録することができ、日々更新されるお買い得商品の情報やクーポン、タイムセールといった情報をEメールなどで受け取ることができるようになります。
トクバイに情報を掲載するサービス利用店舗の網羅率
【手取金の使途】
手取概算額5,697百万円については、販売促進費及び人件費等、地域情報サービスの成長に係る投資資金、また地域等における広告代理事業に係る仕入等のための運転資金に充当する予定であります。業容の拡大のためには、ユーザー獲得のための販売促進活動、優秀な人材を確保し育成する活動、また地域情報領域への取組みに係る活動が重要な課題と認識しております。なお、具体的な資金需要が発生し、支払時期が決定するまでは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ロコガイドのIPO目論見書より一部抜粋)
ロコガイド(4497)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ロコガイド(4497)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,640円としてオーバーアロットメント含め68.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としてはやや大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。
2番手幹事に外資系証券会社となるクレディ・スイス証券が入っていたので、海外でも株式の募集を行うグローバルオファリングかと思いましたが、どうやら海外での募集は無いようです。
インターネットの普及に伴って、最近は新聞を取らない家庭が増えており、折込チラシというものを見る機会が少なくなっているそうです。新聞はいらないけど折込チラシだけは欲しいという需要は多いようなので、こういったロコガイド(4497)が行っている買い物情報サービスは今後益々シェアが拡大しそうな分野ですね。特に主婦の間ではすでに利用されている方も多く、認知度も高いようです。
ロコガイド(4497)の沿革を見ると設立(2016年7月)時の社名は株式会社トクバイとなっており、2019年8月に株式会社ロコガイドに社名変更しているようですが、個人的には株式会社トクバイの方が企業イメージが湧きやすいように感じました。IPO的には株式会社ロコガイドでしょうけどね。
設立からまだ3年ほどしか経っていないスピード上場となりますが、業績も好調で売上は右肩上がりで利益面も赤字からしっかり黒字化しています。
上述の通り、ロコガイド(4497)は業績好調の人気化しそうな業態で売り出し株無しの公募株のみと好条件ではありますが、やはり公開規模の大きさが気になります。東証マザーズ上場で68.3億円はそれなりに荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPOはとにかく需給が重要ですからね。
株主にベンチャーキャピタルの保有株は無く、筆頭株主で90%以上の株式を保有する代表取締役社長の穐田誉輝氏の保有分は90日間のロックアップが掛かっておりますが、公開価格の1.5倍以上となれば解除され売却可能となります。
地合いの回復が大前提となりますが、他にもIPO繁忙期であることや同日上場などがどの程度足を引っ張るのかはまだなんとも言えないところですが、とりあえず第一印象は良い感じなので、現時点での管理人の個人的なこのロコガイド(4497)のIPO参加スタンスは全力申し込みで大丈夫かと考えています。今以上に地合いが悪化するようであれば当然ながら再考となります。
ロコガイド(4497)のIPO(新規上場)業績等
ロコガイド(4497)のIPO経営指標
ロコガイド(4497)のIPO売上高及び経常損益
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