【勘流雑感】
 先週末の米株は新型肺炎への警戒心と原油市況の急落、売り派の攻勢とアルゴの投げ売りを背景に過去最大の下げ幅にて続落。2013年のルール改正以降初めて適応されたサーキットブレーカの発動も市場心理に大きくのしかかった。米長期金利は一時0.5%を下回り、VIX指数はリーマンショック以来の60台まで上昇。個別ではJPモルガン、ゴールドマン、エクソン、シェブロン、キャタピラー、ボーイング、ダウケミカルなど錚々たる銘柄が10%超の暴落に。日本株にとっては昨日中にある程度の米株安は織り込んでいただけに、本日18,000円台後半まで売られた後は買い戻しによるリバウンドが目されるが、週末のSQに絡めて売り派が買い派のとどめを刺す動きに出るなら18,500円を割れる局面も注意しておくが善かろう。仮に本日の安値が底打ちとなった場合でも市場心理に攻めっ気が回復するには数日かかるゆえ、一連の暴落によるダメージ回復に本腰を入れるのは早くても明後日以降の構えにて挑まれたい。
 さすれば、先月下旬以降の攻撃が裏目となり続けている個別に関してはIIJ<3774>だけを残して傍観しながら、先物に関しても5分足チャートを睨みながらのデイトレ狙いか開店休業とする。オプション屑コール買いといえども回転が効きにくいまま含み損が増幅している経緯を鑑み、あくまで博打程度の取り組みとされたい。


何かしら参考になっておれば是非に
   ↓