登り坂。下り坂。そして、まさか。 | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

リーマンショックのど真ん中のこと、日経新聞の記事に思わず笑ってしまったことがありました。業界関係者の言葉として、「もはや、投資どころではない。」というコメントがあったのです。

こんな人達がいるから、考えられない安値で買うチャンスもできるのですが、正に今、そんな心境の方が私のブログの読者さんの中にもいらっしゃるかもしれません。

今朝、ある報道番組で専門家の方が、「このままでは、新型コロナで亡くなる方の数よりも、会社が倒産して自殺で亡くなる方の数の方が大きくなるのではないか?」といった心配をしていましたが、株価の暴落によっても人は亡くなります。

中小企業の倒産は「気の毒」の対象ともなり、周りから心配もしてもらえますが、株の失敗は「自業自得」として処理されますので、心の持って行き場がありません。

つくづく思うのは、リスクを取りすぎないことの重要性です。本当は業界を上げてそこに取り組むべきなのですが、現実はその反対です。

生き急がないこと。これが長期投資の秘訣です。登り坂と下り坂だけでなく、まさかの坂が
あるのです。そして、大抵、そのまさかの坂でゲームオーバーとなるのです。

死に急がないこと。本当に大切なものはカネではありません。金持ちになったから幸せというものでもありませんし、貧乏になったら必ず不幸というわけでもありません。私がやったようにガチでドケチに励めば、1000万円くらいなら数年でなんとかなるでしょう。そこからが本当の勝負かもしれません。

延べにすると何万人もの方から、この文章は読まれていますので、もしかしたら、かなり危険な方もいらっしゃるかもしれませんので、念のためこんなことを書きたくなりました。