【勘流雑感】
 昨日の米株は暴落にて続落。新型肺炎を巡って足並みがそろわないトランプ政権、FRB、ECBに鉄槌を下すごとく、S&P500の再度のサーキットブレーカー発動を交えた2,000ドル超の下落となった。日本国内の経済へのダメージも予断はできぬが、イランがIMFに泣きついたように中国と関係性の深い国々ほど疫病に弱い衛生管理、社会保障体制のため、相次ぐ政権交代による世界政治の混乱さえ頭の片隅に置いておくよが良さそうだ。
 さて、本日の日本株は17,000円割れも視野意に入れた総悲観が不可避。SQ通過後の先物にて市場心理の冷え込みを利用した売り仕掛けが入る場合には16,000円台前半までの暴落も覚悟しておく必要がありそうだ。数週間の下落基調で迎えたメジャーSQの場合、翌週前半で一旦の底打ちとなるケースが多いだけに本日中の狼狽売りは避けられたいが、維持率の問題もあって買い下がりやホールドに限界が生じている場合には、あえて玉整理を進めることで市場と距離を空け、客観的な見方を回復するも上策。先物に関しては、5分足を利用したデイトレか開店休業スタイルを続行。攻めるのであれば、5分足が20本ラインを上抜ければ買い、下抜ければ売りにて場中の3〜8回転位を目す。

【勘流銘柄】
■ 1458 楽天ダブルブル
3/10 8,610円より 3/10 9,160円 +550 6%高
日経が明確にPBR1倍を割れ、ほぼ全ての個別銘柄のチャートが瓦解している現状での買い下がりは日経連動ETFに絞る。今朝の8:11時点での板状況からは6,500円近辺までの下落も危惧されるが、ここまでの提唱経緯を鑑みれば、本日も6,000円台後半、6,000円台前半にてサラリと買い乗せ、平均買値の切り下げを図られたい。

(その他)
8411 みずほ

日銀、FRB、ECBの金融政策の方針が粗方見えてきたことで、バブル気味な債券買いに短期的な終局が見えてきた。すなわち、長期金利の下落に変化が生じつつある。世界的な資金需要の減退を織り込んできた流れを鑑みれば、他に買い事由の見当たらない本日の全面安にて種を蒔くのも面白い。

何かしら参考になっておれば是非に
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