【勘流雑感】
 米FRBは日本時間の本日早朝に政策金利のゼロ付近への引き下げ、債券買い入れ再開に踏み切った。頭の固い欧州でも財政出動機運が高まっているほか、週末の米議会での経済対策の可決、中国や日本の安倍政権と黒田日銀の財政金融政策の融合なども鑑みれば、金融危機回避に向けた各国首脳の強い意志が全面に押し出されている。FRB発表直後のドル円は108円水準から106円台前半まで下落、シカゴNikkei225も17,900円台から17,000円付近まで下落しているように、本日の日本株が額面通りに当案件を好感するか否かは不透明だが、短期的には即時急反発となるか機械的な売り物を消化してからの急反発となるかの二択となり、その後は「二進一退」へのベクトル転換が期される。
 含み損拡大による投資家心理の委縮を鑑みれば、目先数日の個別全面高を期するは強欲すぎるゆえ、本日は楽天ダブルブルの増減に力を注ぎながら、余力と気力次第では個別の試し買いに挑むが善かろう。仮に、現状のシカゴNikkei225が示す続落で始まるようなら、ギャンブルは極力避けたチキンスタイルを続行されたい。この場合、先物に関しては3月SQ値17,052円を目先の下値ととらえた買い下がり後、半数を即回転、半数をベクトル陽転に備えたホールドに処す。16,950円割れは撤収。

【勘流銘柄】
□ 新たなる短期指向

ITを中心とする派遣業務、、、、、、、サービスに絡めた将来性の高い状況に変わりはない。全体ムードに屈した現状の株価暴落なら即回転、中期指向の双方を念頭に種を蒔くが上策。現値を●00円まで買い下がり、月内900円オーバーを目す。

■ 6778 アルチザ
短期的には荒い値動きが危惧されるが、元より数日ではなく2,3週間の中期指向で取り組むべき銘柄。先週末同様に日経安につられて売られるケースは他を売ってでも買い向かいながら、終値1,200円台回復を合図に更に買い乗せるが上策。

■ 1458 楽天ダブルブル
日経が明確にPBR1倍を割れ、ほぼ全ての個別銘柄のチャートが瓦解している現状での買い下がりは日経連動ETFに絞る。今朝の8:10時点での板状況からは本日の急騰は期待せずに、下がれば小口買い乗せにて買値平均を引き下げ、反発時はサラリと売却した後、押さば買い戻す。

(その他)
8411 みずほ

FRBの実質ゼロ金利政策により債券市場、金利動向の動乱も一旦は終息していこう。先週末の110円近辺での種蒔きの後、120円台回復を目安に買い乗せる。

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