本日の日経平均は続落。ECBによる量的緩和策の拡大、FRBによるMMFへの緊急資金供給、オーストラリア中銀の政策金利引き下げなど、相次ぐ金融サイドからの援護射撃が むしろ金融システムの脆弱さを露呈する格好に。一日を通しては、寄り付き早々に17,160円(+434)まで上昇した後、13時ごろには16,358円(−368)まで約800円下落した末に、引けにかけては16,500円台後半で売り買いが交錯。

中小型株は連休前のポジション整理、連鎖的投げ売りにより総じて軟調。2782 セリア、4478 フリー、6027 弁護士ドットコム、4443 Sansan、7412 アトム、4541 日医工、7730 マニー、2784 アルフレッサ、9706 日本空港ビルディング、6370 栗田工業、2685 アダストリアなどに短期資金が流入。

日経平均 16,552円 −173、Topix 1,283 +12
225先物(6月限)16,550円、ドル円 108.90円/ドル
NYダウ先物 20,581ドル −400

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【ウォッチ銘柄】
△ 5609 日本鋳造
20年3月期経常益予想を3億円から5億円に上方修正。

■ 後記 : 今週は新型コロナ対策として世界的に踏み込んだ金融・財政政策が散発したものの、日米株価指数は弱気一色で推移。来週もまずは「3月上旬のような持ち合い後の下値追い再開」に警戒したいところ。一方、先物需給に左右されやすい日経平均に比べて個別全般の強弱感が表れやすいTOPIXが3日続伸しているように、「米10年債利回りのトレンド陽転」が先導する潮目の変化にも軽視は禁物!

下落局面が続くと思考が停止し、せっかくの反騰局面で慌てたり傍観しやすくなるだけに、連休を生かして新年度に向けたビジョンをしっかりと整えていって下さい。

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では 今週もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらも是非!