明日はヴィス(5071)の上場があります。日経平均は謎とも言えるようなリバウンド上げも演じていますが、正直IPOにとっては今は最も厳しい状況が続いています。上場中止にせずに進んでしまった銘柄は軒並み厳しい結果です。

ヴィス(5071)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:1,886円 気配更新:更新値幅41円、更新時間10分
下限値段:615円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:820円)
670円(公募比: -150円/-18.3%)
読者予想平均値:1,009円 | 中央値:880円 | 補正値:981円

主幹事の引受価格:754.40円

似たような業種のドラフトの結果であったり、本日上場銘柄の引受価格下での初値からの下落を考えると、引受価格でも止まるような初値が考えづらくなってきました。公開価格も仮条件の下限で決定しており公募割れは必至かも知れません。

私も当選や補欠などの状況でしたが、ここまで酷いIPOの状況が続くと流石にパスしています。これからしばらくはIPOどころの話ではない経済状況が続くかも知れません。IPOブロガー自体も数が減っていくのではないかと思っています。

第一印象ではC級評価していたものが、今は2ランクダウンで考える地合いだと思っていますので、結果的に用意していないEランク級です。D級以上の銘柄でも上場中止などが連発している状況では、とてもじゃないけど買いが入ると思えないです。

20200324ipo

少なくとも初値以降株価がボロボロになっている直近IPOが少しでも株価が回復しないと、新しい上場銘柄を買おうという気にはならないと思います。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

4月には落ち着いていればとか先行きが良くなればとも感じていましたが、むしろ世界的にはまだまだパニック状況で酷くなっている雰囲気です。体力の持たなかった企業がいくつか倒産するところまで株なんかやっている場合じゃない世間の雰囲気になりそうな気もします。

オリンピックが延期で、未来の予定が一つ埋まるだけでも前向きにはなれるかも知れません。