おはようございます。

昨日のNY株式市場は急反落。米国内での新型コロナ感染者の急増を嫌気して売り先行でスタートすると、指数寄与度の高いエネルギー株やボーイング株安も足枷に21,400ドル台まで下落。売り一巡後は押し目買いが支えとなって22,300ドル台まで900ドル弱持ち直したものの、引け際に売り直される格好。米上院での大型経済対策法案の可決は、織り込み済みとの見方から無風通過。

NYダウは1週間で2,462ドル上昇し、1938年以来の上げ幅を記録。テクニカルも「反騰トレンド内の良識的な調整」優位の形状。ただし、米10年債利回りが暴落にて再び節目の0.75%を割り込んでいることには要注意。

NYダウ 21,636ドル  −915、ナスダック 7502p −295
米10年債利回り 0.683% −0.168為替 107.89円/ドル
NY原油 21.84 −0.76日経先物 18,550円 −530

big (23)

【主な政治・経済イベント】
3/30(月)日本:権利落ち
3/31(火)中国3月製造業PMI、米3月消費者信頼感指数、1月ケースシラー住宅価格指数
4/1  (水)日銀短観、米3月ISM製造業景気指数
4/2  (木)米2月貿易収支
4/3  (金)米3月雇用統計、ISM非製造業景気指数

■ NY市場展望 : リバウンド基調継続も波乱含み
3/23安値(18,213ドル)を底値とするテクニカル主導のリバウンド基調継続が本線。想定コアレンジは20,500〜24,000ドル。新型コロナの感染拡大や世界的な外出制限により景気後退リスクが増幅している環境に変わりはないため、新興国の信用収縮や大企業の破綻リスクなど金融システム不安(コロナショック第三波)の高まりに際しては、20,500ドル水準に控える「10日線の攻防」 → 20,000ドル割れからの下値追い再開もリスクシナリオとして念頭に。

国内マクロ指標に関しては大幅な悪化が予想されますが、前週の週間新規失業保険申請者件数の爆発的な増加によりマーケットに相応の免疫はできているため、単発的な乱高下の“建て前”として利用される事はあってもトレンド形成要因にはならないと判断。

4月半ばまでの見通し : 世界的金融資本の強弱感を最も端的に表す米10年債利回りが戻り一服後に軟勢を強めていることから、「目先の株高基調 ≠ 本格上昇トレンド」とみるのが賢明。

〜(略)〜

big (24)

  (会員サークルより >>Sラボ参加案内
  


“来週の戦略”は日曜15時配信のメルマガを参照ください。
    
mglogo_c3
  
週末も応援よろしくです!☆