波乱の2020年3月IPOが終了したので、今後のために振り返っておきたいと思います。当方のこのサイトがオープンしたのが実は2007年あたりで、当時はリーマンショックの影響を受けてIPOも散々な状況でした。

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2008年などは年間を通して戦績でもマイナスを記録しています。その後、2~3年は厳しい流れというか数年掛けてIPOもここまで回復しています。

【IPOサマリー】2001年以降のIPO情報を一覧、グラフ表示

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当方のサイトでは2001年からのIPOデータを常時掲載しています。こうやってグラフで流れを見るとIPOの好不調の波が数年レベルで見て取れると思います。

そして、この2020年にいよいよ2008年あたりを彷彿させるような動きになっていると感じます。つまり、向こう数年はIPOは厳しい冬の時代になるかも知れません。

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さて、2020年3月のIPOの結果ですがもともとは28件が上場予定の中、4件が上場中止。そして上場できた24件の戦績は6勝17敗1分けと、勝率25%とかなり厳しい初値結果となっています。ここ数年のIPO状況から見たら想像もつかないレベルで厳しい結果です。

6勝の銘柄は当方がA級以上の評価をしていた銘柄で、それぐらいの評価ができる銘柄だけが人気で買われたという状況です。途中から評価を2ランク程度下げて欲しい地合いと何度か書いていますが、まさにB→D、C→E、D→中止といったいつもとは違う状況でした。

そして4月もまだその流れを引き継いでいます。

15件の上場予定の中、すでに9件が上場中止となりました。まだ上場中止銘柄は増える可能性が十分にあります。これだけ初値結果が悪いと、上場しても買い手がつかないでしょうから仕方のないところでしょう。IPOファン的には悲しいですが、今は我慢のときと言えると思います。

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直近IPOの中で3月IPOでは一部、値を上げているものもありますが、殆どの銘柄が厳しい初値に対してさらに値を下げている状況では、とてもじゃないですが上場後のセカンダリーの買いも入るような相場ではありません。こういった部分が多少なりとも反転するなり、A級、S級銘柄が相場の事情で安く公開価格が設定されるものだけ参加できそうな状況です。


ただ、個人的にはIPOを追いかけてきた人は短期ですぐに売って、その都度利益を得ていて持ち株自体は少ない人が多いと思っています。そのため、現在の株価下落のダメージは少ない人が多いかも知れません

当方のサイトを見て頂いている人は、「美味しいところだけ狙い撃ち」という人が多い為、アベノミクス相場には乗れてなかったかもしてませんが、その分、こういった厳しい相場でも乗り切れる人が多いと思っています。

IPOはしばらくは仕方ないとして、厳しい市場を乗り切るには?やはりヘッジ系の手法であったり、新しい投資サービスに速く乗っかって、キャンペーンなども享受しつつIPOの春を待つという手もあります。

【2020年4月】最新キャンペーン更新、新生活に向けた口座開設

先日、驚いたニュースの一つとして楽天証券が発表した口座数の伸びのリリースです。

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しかもここ最近、口座開設数が急増しているといいます。この下落相場というのは、まだ投資をしていなかった人にとってはチャンスの時期とも捉えられています。

IPOをメインにやってきた方も保有株が少ないという場合はチャンスの時期かもしれません。

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新規口座開設数の推移も紹介されていましたが、楽天証券がびっくりの伸びです。2017年の年末にも口座数がぐいっと伸びている時期がありますね。

確かに楽天証券はクレジットカードで積立投信してポイントを貯める技が使えたり、そのポイントで株や投資信託が買えるサービスもあるなど投資環境が多くの方にとって有利になっています。

楽天証券で楽天カードのクレジット決済で投資信託の積立可能に!もちろんポイントが貯まる!

さらに大口優遇による手数料無料化も魅力が高い部分です。

株主優待クロス取引おすすめ証券会社、楽天証券は大口優遇が他社より要件軽くお得!

このように証券会社のサービス競争はどんどん進んでおり、今の相場をチャンスと見て参加していく人も増えていきそうですね。

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なお、実は私の楽天ポイントの増加っぷりも結構凄くてポイントから投資できる環境があるのは非常に有り難いところです。