おはようございます。

昨日のNY株式市場は急反落。NY原油市況の史上初のマイナス圏突入を嫌気したエネルギー関連やキャタピラーなど資本財関連、リスク回避の債券買い(金利低下)を重石とした金融株を中心に売りが先行。寄り付き早々に23,700ドルを割り込むと、自律反発狙いの買いにより24,000ドル台を回復する場面もあったものの、引けにかけては売り直されて23,600ドル台で取引を終了。アルゼンチン債を保有する外国人投資家で構成するアルゼンチン債権者委員会(ACC)が、アルゼンチン政府の債務再編案を拒否したことも「金融システム不安」を高めて株価の重石に。ナスダックも半導体セクターが売られて反落。

NYダウ 23,650ドル −592、ナスダック 8560p −89
米10年債利回り 0.608% −0.048、為替 107.63円/ドル
NY原油 −37.63 −55.90日経先物 19,320円 −320

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□ 本日の展望 : 弱気優位 ± 外部環境
NY株の急反落を受けた軟調スタート後、米債券・為替・NYダウ先物などを睨みながらの不安定な推移へ。想定レンジは19,200〜19,600円。

★ 本日の戦略 : 手仕舞い条件の確認 → 打診買い!
昨晩の急反落によってもNYダウのテクニカルは10日線上を維持しているため、「3月後半からの上昇トレンド内の調整」優位の格好。原油価格のマイナス圏突入に関しても日本株へのダメージは(NY市場に比べて)限定的。よって、本日も19,000円付近を下値メドとする買い下がりスタンスの継続が本線。

ただし・・・、

こちらでは折に触れてお伝えしてきたように、今回の新型コロナショックがリーマンショック級の惨事に発展するか否かは、現在のパンデミックリスク(コロナショック第一波)&景気後退リスク(コロナショック第二波)が新興国やグローバル企業の信用収縮による “金融システム不安(コロナショック第三波)にまで発展するか否か”が焦点・。

「アルゼンチンのデフォルトリスクの高まり」に関しては4月前半中に不可避との見方も高まっていたために、上記アルゼンチン政府の債務削減案の拒否による目先のマーケットへのダメージは限定的と判断していますが、「リーマンショックの発端となったBNPパリバショック」と同様の事案となる可能性には注意したいところ。

※ 金融システム不安に対する考察は、4/2に掲載した「初心者向けワンポイントアドバイス(4)を参照ください。

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よって、本日は(A)持ち株の手仕舞い条件の確認・修正 → 寄り付き前に売り指値注文、(B)攻撃可能枠での押し目買い注文・・・にて乱高下に備える構えで臨んでください。

ターゲットは(1)新型コロナ関連、(2)日経レバ or 流動性の高い近似テクニカル外需系主力株の二方面戦略を継続。☆ Sラボ銘柄は大半が昨日中に利入れが効いていますので、条件を絞った買い直し狙いを邁進していってください!

【ウォッチ銘柄】
△ 1570 日経レバ
昨日買い直し見送った経緯を生かすべく、本日は14,700円以下、14,●00円以下を目安に買い増しを計るスタンスで。
   
    (会員サークルより
 >>Sラボ参加案内

△ 4974 タカラバイオ
早ければ年内に20万人分のコロナワクチン製造体制を整える計画との報道。

△ 2162 nms
発行株の2.9%の自社株買いを発表。

では 本日もよろしくお願いします。