今年後半には2件目のローンチを予定

香港初の規制認可を受けた仮想通貨ファンドが立ち上がる。

資産運用会社Venture Smart Asiaのブロックチェーン部門であるArrano Capitalが、ビットコインファンドの組成を発表した。このファンドはビットコインの値動きを追うもので、香港の証券・先物条例におけるプロの投資家を対象として提供される予定。最初の1年で運用額が1億ドル規模となることを目指しているという。

機関投資家に従来のファンドの仕組みを通じてビットコインヘアクセスを提供する。

ファンドの組成を経て、価値の保管として機能するビットコインを重要視したプロの投資家の需要に対応する。

今後、更なるパッシブ、アクティブ両方の商品の膨大な可能性も見込んでいる。

ーAvaneesh Acquilla最高投資責任者

ファンドを立ち上げるVenture Smart Asiaは、香港の証券先物委員会(SFC)によって仮想資産ファンド運用のライセンスを受けている。ファンドの組成には、カストディ業者として米大手仮想通貨BitGo Trustを採用。パートナーには、英国の大手法律事務所シモンズ・アンド・シモンズなども入るなど、注目のカウンターパーティが含まれる。

なお、仮想通貨への需要拡大に可能性を見出す同社は、仮想通貨分野で2号ファンドの立ち上げも予定しているという。アクティブ型ファンドとして、今年の後半にはローンチされる予定だ。

先日には、ジェームズ・シモンズ率いる著名ヘッジファンドのルネッサンス・テクノロジーズがビットコイン先物取引へ参入できる態勢を整えたことが報道されるなど、これまで二の足を踏んできた投資家・機関が仮想通貨に踏み込むための足掛かりは着実に整備されている。 

参考資料:https://coinpost.jp/?p=146005 

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