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21年前のサイファーパンクたちのメーリングリストで「ecash」について議論した匿名の投稿が、ビットコインの考案者サトシ・ナカモトによるものではないかとの説が仮想通貨コミュニティの中で浮上している

「サイファーパンク」とは1980年代に出現したムーブメントだ。社会の変革を促すためのツールとして暗号化技術やプライバシー強化技術を提唱する運動だ。アダム・バック氏やハル・フィニー氏、ニック・ザボ氏といった初期のビットコイン開発者たちの多くがサイファーパンクの運動に携わっており、問題となっているメーリングリスト「the Cypherpunks」に参加していた。

サトシ・ナカモトがこのフォーラムに実際に参加していたかどうかは定かではない。だが、彼がそこで議論されているアイデアに精通していたのは確かだろう。それらのアイデアの多くは、彼が最終的にビットコインを生み出すための基礎を形成していた。

「ecash」について議論する1999年の投稿が再浮上したとき、その内容をビットコインに結び付けることは簡単だった。ビットコインのホワイトペーパーの正式名称が「ビットコイン」ピアツーピア電子キャッシュシステム」であることを思い出して欲しい。

21年前の匿名の投稿の著者は、デジタルキャッシュに必要な前提条件について説明している。その機能の1つは「ブラインド」と呼ばれている。

「ecashがブラインドを使用する必要があるとは言わないが、取消可能なものがecashと呼ばれる場合、『ecass』という単語の誤用であると私は主張する」

「ブラインド」とは、デビッド・ショーム氏によって導入された「ブラインド署名システム」のアイデアのことを指している。ユーザーがデータを公開せずに安全に署名し、データが改ざんされていないことを確認できる。この機能は、ビットコインやほかの仮想通貨の登場によって当たり前のものとなっている。

匿名の投稿者は、電子通貨が直面するもう1つの問題、つまり二重支出の問題についても説明している。

「1つの可能性は、二重支出のデータベースを公開することだ。誰かがコインを受け取るたびに、その価値を伝える。DB(データベース)は多数のサーバー間で並行して動作するため、シャットダウンするのは困難だ」

さらに匿名の投稿者は、ビットコインのホワイトペーパーでも言及されている2つの電子マネーのアイデア、ウェイ・ダイ氏の「bマネー」と、アダム・バック氏の「ハッシュキャッシュ」について言及し、投稿を締めくくっている。

「ecashの別な可能な形態は、ウェイ・ダイのbマネーをベースとすることができるだろう。これは、ハッシュキャッシュのようなもので、生成するために一定の計算作業の手法を取るものだ。したがって、偽造することはできない。これは非常に強力な支払システムになる可能性があり、さらに検討していく関知がある」

わずか200単語の投稿の中で、匿名の投稿者はデジタル通貨が直面する主要な問題に触れている。ビットコインがこれら問題をまとめる10年前にそれを行っている。この投稿者がサトシ・ナカモトであると結論付けるには十分ではないが、その類似性は非常に興味深いものだ。 

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/did-young-satoshi-nakamoto-write-this-1999-cypherpunks-post 

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