おはようございます。

週末のNY株式市場は大幅続落。朝方発表された4月ISM製造業景気指数の落ち込み、前日のアップルとアマゾンの決算をきっかけとする利確賛成ムードなどを背景に売りが先行。寄り付き早々に24,000ドルを割り込むと、トランプ大統領が「新型コロナのパンデミックの原因は中国にある」として、新たな対中関税発動も辞さない覚悟を示したことも逆風となって終日軟調に推移。個別株は、前日の決算を嫌気されたアップルを中心にほぼ全面安。ナスダックもアマゾン、AMAT、マイクロンテクノロジー、テスラを中心に広く深く売られる構図。

NYダウ 23,723ドル −622、スダック 8604p −284
米10年債利回り 0.628% +0.002、為替 106.93円/ドル
NY原油 19.69 +0.85、CME225 19,505円

米10年債利回りの安定的な推移、ドルインデックスの軟化などを踏まえれば、連日のNY株安もトレンド性の低い「月末月初特有の機械的なポジション整理」が主要因と判断していますが、NYダウのテクニカルが6日ぶりの10日線割れにより反騰トレンドの正念場を迎えている事には要注意。

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【主な政治経済イベント】
5/4(月)米3月製造業受注
5/5(火)米3月ISM非製造業景気指数
5/6(水)4月ADP雇用報告
5/7(木)中国4月貿易収支
5/8(金)米4月雇用統計

■ NY市場展望 : 不景気下の株高継続!
FRBを筆頭とする主要国中銀の金融緩和拡大による債券市場の安定(金融システム不安の抑圧)、トランプ政権の大規模経済対策による長期的な景気回復期待を背景とする3月後半からの上昇トレンド継続が本線。
経済活動の再開ムード、原油市況の安定も潜在的な追い風となる一方、月初のポジション調整やテクニカル悪化による下押しには要注意。想定レンジは23,200 〜 24,800ドル

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マクロ指標に関しては軒並み記録的な悪化が予想されますが、既に相応部分を織り込んでいるため需給陰転要因としての過度の警戒は不要と判断。木曜(5/7)まで続く決算シーズンについても、既に主要企業の発表が終わっているため需給への影響は軽微なものとなりそうです。

リスクシナリオとしては、新型コロナ・パンデミックの主要因である中国共産党に対するトランプ大統領の強圧外交の再開と、〜(略)〜 による23,000ドル割れを念頭に。
 
 (会員サークルより
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