本日の日経平均は4日続伸。前日のNY市場ではモデルナの新型コロナワクチンに対する懐疑的な見方が利益確定売りを誘発したものの、「トランプ大統領は米中貿易交渉の第1段階合意を破棄すると発言していない」とのブルームバーグ報道を追い風に買いが先行。13時過ぎには国内外での経済活動の再開機運、今週金曜に開催される臨時の日銀金融政策決定会合や中国全人代などへの期待感も追い風に20,684円(+251)まで上昇すると、引けにかけては利確売りが重石に。

東証主力株は高安マチマチ。9983 ファストリ、4519 中外製薬、8035 東京エレク、2413 エムスリー、6857 アドバンテストなどが指数高を牽引した他、決算を好感された 5801 古河電工、6925 ウシオ電機、TOBの 8729 ソニーFHなどが大幅高。

中小型株は 3788 GMOクラウド、3962 チェンジ、6750 エレコム、4481 ベース、6946 アビオニクス、2345 クシム、7094 NEXTONE、4480 メドレー、4477 BASE、4488 AIinside、3906 ALBERT、4478 フリー、4425 Kudan、7687 ミクリード、9326 関通、3994 マネーフォワード、2191 テラ、4582 シンバイオ製薬、8256 プロルート丸光、6629 テクノホライゾン、8704 トレイダーズなどに短期資金が流入。

日経平均 20,595円 +161、Topix 1,494 +8
225先物(6月限)20,550円、ドル円 107.73円/ドル
NYダウ先物 24,305ドル +147

【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△ 2158 FRONTEO
今期経常益は、前期の約10億円の赤字から0.97億円への黒字転換を予想。マイルドに寄り付くなら即転狙い、乱高下スタートならノータッチ。

△ 2373 ケア21
20年4月期経常益予想を1.5億円から5.8億円に大幅上方修正。薄商い片道信用銘柄のため割り切り対象でケア。決算絡みではアンドール(4640)もワンチャンス狙いでケア。

△ 4480 メドレー 
週初は買い条件未達のまま急騰。本日の終値ベースでの年初来高値更新後も押し目買い優位のテクニカルを維持。エムスリー(2413)、MRT(6034)、オプティム(3694)、JMDC(4483)などオンライン診療関連に加えて、テクノホライゾン(6629)も継続注視。

☆ 6182 ロゼッタ 〜連休明け第二弾〜
5/8 3,050円 → 5/14 3,390円 +340 11%上昇
4/14発表の20年2月期決算は、機械翻訳の受注拡大を背景に高い成長性を示唆。コロナ関連からAI関連への資金シフト気配、2月のコロナショック前水準まで上昇しているマザーズ指数の中心銘柄としての立ち位置、日経平均(≒日経レバ)や東証主力の上値の重い展開への備えなどを念頭に置いた強気スタンスを継続中。

先週3,300円台での5割+アルファの利確 → 3,000円付近までの買い直し → 本日3,300円台後半までの情緒により3割+アルファの利確...と展開中。上振れに含みを残すテクニカル形状の良化に伴い、明日は売買条件の強め修正にて・・・!

big (4)

☆ 4000番台銘柄 〜連休明け第四弾〜
本日の戻り高値更新により、5/13からのご提案後の上昇率は7%弱に。本日の旺盛な個別物色の中にあっては際立つものではありませんが、焦点は「どれだけ上がるか」ではなく「どれだけ儲かるか」!

市場マインドの急激な良化により「利食い千人力、乗り換え信仰」が広まりやすい環境ですが、目的意識を明確に明日の押しも丁寧に買い直していきたいところ。

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■ 後記 : 個別物色の盛り上がり対策
流動性高めの好トレンド中小型株狙いを継続。新型コロナ関連に集中していた4月に比べて物色の裾野の広がりが顕著となっていますので、通常より手を広げて、打診買い → 順張り(堅調時の買い増し、軟調時の手仕舞い)によるスイング狙いを計るには面白いタイミング。

ただし、近似テクニカル & テーマ銘柄の増やし過ぎはリスク分散効果が低く、利確チャンスが減少してしまうために極力は避けてください。

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では 本日もお疲れさまでした!

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