【勘流雑感】
 昨日の米株は連騰。経済活動の再開や武漢コロナワクチンや治療面の進展期待、仕掛け買いと売り派の踏み上げ、システム売買の買い傾斜などを背景に25,500ドルの壁を破壊。半導体大手マイクロンテクノロジーズの良好な決算、現実味は不透明だが220兆円規模に膨らんでいるEUの経済支援策も株高に寄与。中国政府による国家安全法という名の香港住民の人権蹂躙策への批判、米中の軋轢拡大懸念は根強いが、目先は臭いものには蓋をした上昇ベクトル継続が目される。

 本日の日本株は21,600円でナイトセッションの取引を終えた日経先物に倣って堅調に始まった後、良識的な調整が足枷となるなら21,500円付近での推移、売り派が持ちこたえられない場合は21,800円近辺までの上振れとなりそうだ。直近は「大陰線まではアホになって買う」を戦術の中核としてきたが、週明けからの株高に対して未だに思考が追い付いていない投資家層も多いだけに、22,000円オーバーも考慮した戦術にて挑むが善かろう。

 これらの流れを鑑み、本日の先物も21,450円までを買いゾーンとする強気スタイルを続行。21,400円割れは撤収。個別株に関しては、買えば上がった4月のような楽な相場ではないという意識を強く持ちながら、少数精鋭、一期一会の気概にて内情の善い銘柄の種蒔き、萌芽に際しての水やりに徹されたい。

【勘流銘柄】
□ 6240 ヤマシンフィルタ
5/19 895円より 5/26 1,003円 +108 12%高
武漢コロナのワクチン開発、世界各地でのロックダウン解除により世界経済の復活思惑が高まるようなら、まずは設備投資関連への目先筋の集結が予測される。無論、先週からの中国全人代におけるインフラ投資の拡張方針も、建機フィルター日本最大手のヤマシンにとって明確な追い風。短期指向とは言えこの手の銘柄を胆力をもって挑めるか否かで投資力が判明する。

□ 火曜からの短期指向 
今月半ばの決算が示したようにクラウド・・・サービスはすこぶる順調。最近の本格梃入れ気配、市場人気の上昇気配などを鑑みれば、本日も6月前半25−30%高狙いの強気スタイルを続行されたい。

□ 新たなる短期指向
武漢コロナを巡る国際情勢の大いなる変化を鑑み、某優良株に対して仕手株イメージにて種を蒔く。

■ 月曜からの中期指向
会員サロンでは月曜1,678円から参陣。その後の反落、昨日1,650円近辺も買い乗せたが、本日は決算が買い材料視されそうだ。決算前の月曜と昨日の動きを鑑みれば、本日も部分利入れの後の下げは粛々と買い戻すが善かろう。

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【雑記】
毎日新聞が悪意に満ち溢れた世論調査を発表した月曜から昨日までの3日で日経平均の上昇幅は1,000円を超えた。先週の安倍政権による緊急事態宣言の解除を素直に評価して楽天ブル<1458>を500万円拾っていれば昨日時点で50万円前後、本日には更なる利益の上乗せが可能となった。朝日新聞を含め韓国政府の出先機関かと見まごうばかりのこの手の反日マスコミにとって、ネガティブ思考の拡散こそが最大の収益チャンスなのは理解できるが、国民経済にとっての間接的な損害は計り知れない。ポンコツ政治家の妄言の方が、端から投資活動の参考にされない分ましともいえる。