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まったくシャレにならない米国株の値動き。毎日のように翻弄され続けていい加減嫌気もさしてくる。ギリアドのレムデシビルが新型コロナに対して「第三次治験の結果、新型コロナ患者死亡率を62%下げる可能性がある」と発表したことから、これを好感して$369の上昇だって。

もちろん日経平均CFDも金魚の糞のごとく追従して¥403高となった。これが昨夜のマーケットの真実で、いくら文句を言ったところで、覆るものじゃないけれどね。

金曜の米国の新型コロナ感染者数は、おそらくジョンズ・ホプキンスの統計では6.9万人くらいででてくると思うけど、他の大方の統計では7.0万人を超えている。もちろん株式市場だってそういう状況になりそうだという状況は十分にわかりつつ、だからこそギリアドの発表が効いたってことだろう。


新型コロナ感染者が大変な状況になってるから、レムデシビルで重傷者を救えたら、感染自体はそれほど問題じゃない、という株式市場の姿勢に影響があるわけじゃない。そうなると、こうした新薬やワクチンの治験結果が出るたびに、株式市場は好感するという流れになるのかな?と思ったりもする。

けれど、それは株式市場の短期値動きを予想するうえでは、はっきり言ってノイズにしか思えないし、もとよりそんな発表を予測もできないから、対処のしようがない。買い方にとってはラッキーなことだけど、売り方にとってはとんでもない値動きとなる。特にSBGの売り方さんにとっては、本当に泣きっ面に蜂状態だよ。

SBGといえば、孫社長はまだ自社株買いで踏み上げるつもりみたいだし、そうなると売り方はホント死ぬよ。最近は仕手株も少ないから、こういう値動きは少なくなったし、俺が一時期待したアドバンテストなんかはいまのSBGよりも取り組みは売り長だったけど、踏み上げたけれどこんな値動きにはならなかったしね。

SBGに関しては複数の評論家とか、YOUTUBEの動画などでも「空売り」を勧めてたね。そういうのは、たぶんチャートだけ見て、安易に考えているのだと思うけど、この会社の自社株買いの目的を甘く見たってことだよなぁ。ほとんど会社自体が仕手の本尊のように、複数のヘッジファンドと共闘して株価を吊り上げてるのは見え見えだから。


そんな銘柄に売りで挑むなんて、結果論かもしれないけど、飛んで火にいる何とやらだよ。

いま、大変な状況かもしれないけれど、見切ったほうがいいかも。後で急落して後悔したとしても、俺は個人的には見切ることが大事だと思ってるけどね。

空売りしてて、もみ合う相場ならば、踏み上げられることなんか日常茶飯だから、ある意味俺なんか慣れっこになってるよ。月曜日、日経平均はこのままなら大幅GUスタートになって、またしてもバタバタの週初になっちまう。けど、こんな材料で大幅に上げたのだから、月曜の米国市場は利食いになりそうだし、心理的に土曜日の感染者数が効いてくることだってあり得る。

その辺を考えてポジションをどうするかってことになる。けど、俺は懲りずに売り勝負をしちゃうと思うけどね。


しかし、本当に今の米国市場ってのは、徹底的にいかれてるよ。新薬なんかそんなに簡単じゃないと思うし、ましてワクチン期待もまだ1年早い段階だからね。きっと今の相場は値ブレの範疇を出ないとは思う。それよりも内需がGUするようなら、面白いかもしれんし。

この週末はリペアの方法をあれこれ模索することに時間を費やすのかぁ・・・。