おはようございます。

週末のNY株式市場は反発。ユーロ圏4−6月期実質GDPの前期比年率−40.3%もの落ち込み、英政府による一部地域での経済活動の再開停止決定の他、1兆円規模の経済対策を巡る米与野党協議の混迷化、月末のポジション整理などを重石に売りが先行。昼過ぎに26,013ドル(−300)まで下落した後は、6月個人消費支出(前月比+5.6%)が示した消費動向の持ち直し、節目の26,000ドルを意識した買い戻しなどが下支えとなり、一日の高値水準で取引を終了。

ダウ構成銘柄は概ね軟調。好決算と株式分割決算を材料視されたアップル株が前日比で10%強の上昇となり、NYダウを1銘柄で200ドル超も押し上げる歪な構図。ナスダックはアップル同様に決算を好感されたアマゾン、フェイスブックが指数高を牽引し、終値ベースでの過去最高値(10,767p)に肉薄。

為替市場は急伸していたユーロに調整が入った結果、軟調だったドルが買い戻され、ドル円は105.80台まで急反発。NY株高とドル円の騰勢、前日の先物での仕掛け売りの反動などを背景に、日経先物は21,900円台を回復。

NYダウ 26,428ドル +114、ナスダック 10,745p +157
米10年債利回り 0.553% +0.012、為替  105.86円/ドル
NY原油 40.43 +0.51、日経先物 22,940円 +180

【来週の主な政治経済イベント】
8/3(月)米7月ISM製造業景気指数
8/4(火)米決算:Wディズニー
8/5(水)米7月ADP雇用報告、ISM非製造業景気指数
8/6(木)英:金融政策発表
8/7(金)中国7月貿易収支、米7月雇用統計
 
■ NY市場展望 : 買い優勢も波乱含み!
26,000−26,200ドル水準ではテクニカル良化気配 ≒ 連日の長い下ヒゲが示す下値抵抗感が下支えとなる一方、26,600−26,800ドル付近では追加の経済対策を巡る与野党協議の混迷、新型コロナ感染第二波、週末の雇用統計前の模様眺めなどが重石となる「底堅く、上値も重い展開」が本命視されます。

big (3)

楽観シナリオとしては、経済対策を巡る与野党協議やコロナワクチン開発の進展、マクロ指標の良化などを追い風とした場合の27,000ドルトライに期待。

悲観シナリオとしては、新型コロナ第二波による欧米での経済活動再開の遅延見通し、再ロックダウン懸念に加えて、〜(略)〜などを材料視した先物での仕掛け売り → 節目の26,000ドル割れによる利確ラッシュ → 25,000ドル台半ばまでの下振れに警戒。

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