アースインフィニティ(7692)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。東証にしては珍しくほどよく間隔が空いて良いペースです。まるで嵐の前の静けさのように感じてしまいます^^;

アースインフィニティ(7692)の上場日は10月16日(金)で今のところは単独上場、上場市場は可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。みずほ証券主幹事案件が目立ちますね。

アースインフィニティ(7692)のIPO(新規上場)情報

設立:2002年7月18日
業種:小売業
事業の内容:小売電気事業、ガス小売事業、電子機器の製造・販売・卸業

アースインフィニティ(7692)IPO上場承認

上場市場JASDAQスタンダード
コード7692
名称アースインフィニティ
公募株数17,800株(新株式発行)
37,200株(自己株式の処分)
売出し株数251,000株
オーバーアロットメント45,900株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券SBI証券
丸三証券
岡三証券
マネックス証券100%完全抽選
岡三オンライン証券委託幹事
IPO発表日9月10日(木)
上場日10月16日(金)
仮条件決定日9月28日(月)
ブック・ビルディング期間9月30日(水)~10月6日(火)
公開価格決定日10月7日(水)
IPO申し込み期間10月8日(木)~10月13日(火)
時価総額59.3億円
吸収金額6.9億円
想定価格1,970円(197,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのアースインフィニティ(7692)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社でIPO申し込み時の前受け金が不要の岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン証券公式サイト
岡三オンライン証券

アースインフィニティ(7692)のIPO(新規上場)事業内容等

アースインフィニティ(7692)はエネルギーサービスを提供する企業のひとつとして2002年7月の設立よりインバーター及びブレーカーの販売を始め、2004年4月には電子ブレーカーを製造・販売し、需要家の電気料金の削減、2015年3月に特定規模電気事業者の届出、2016年4月に小売電気事業者の登録を行い小売電気に参入しており「エネルギー事業」と「電子機器事業」の2つのセグメントで構成されております。

アースインフィニティ(7692)IPO事業系統図

エネルギー事業

エネルギー事業は小売電気とガス小売からなり、小売電気は一般家庭や小規模工場、店舗、飲食店等を対象とする低圧及び中小規模工場や中小ビル等の高圧の需要家に対して電力の供給を行う事業で、ガス小売は都市ガスの需要家に対してガスの供給を行う事業となります。
アースインフィニティ(7692)IPO小売電気

電子機器事業

電子機器事業は主に中小企業を対象とする電子ブレーカー(コンピューター内蔵式ブレーカー)の製造・販売・設置によるエネルギーコスト削減提案及びコンサルティングを行う事業であります。

【手取金の使途】
手取概算額95,482千円については第三者割当増資の手取概算額上限83,189千円と合わせた、手取概算額合計上限178,671千円について、その全額を2021年7月期の運転資金に充当します。具体的には、エネルギー事業における契約件数増加に伴い増加する電力及びガスの仕入資金に151,870千円を、人員増加に伴い増加する人件費に26,801千円を充当する予定であります。なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(アースインフィニティのIPO目論見書より一部抜粋)

アースインフィニティ(7692)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

アースインフィニティ(7692)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,970円としてオーバーアロットメント含め6.9億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。

事業内容は上述の通り小売業となることからネット関連のような派手さはありません。ただエネルギー事業ということでビジネスモデルは安定のストック型となり、2016年の電力自由化、2017年の都市ガスの自由化で競争は激化しているものの、法人、個人事業者、官公庁相手のBtoB及びBtoG事業となることからか業績は急成長しています。

セグメントは「エネルギー事業」と「電子機器事業」の2つとなっていますが、電子機器事業よりもエネルギー事業の方が圧倒的な販売実績となっています。

アースインフィニティ(7692)IPOセグメント別販売実績

ベンチャーキャピタルの保有株はなく、売り出し放出人は代表取締役を筆頭に役員中心となります。いかにもJASDAQスタンダード銘柄らしい株主構成ですね。売り出し放出後も保有株は残るものの、既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。

10月はこのアースインフィニティ(7692)で5社目のIPO新規上場)となり、3社連続大型案件が続いていたことから、ようやく箸休め的な案件の登場となりました。新規性の無い地味な事業内容となるため爆発的に人気化することはないと思いますが、サイズ感から需給面は良好と言えそうです。

第一印象としては業績好調で需給妙味ありということからJASDAQスタンダード上場の地味銘柄という点を差し引いてB級評価といったところでしょうか。

とりあえず現時点での管理人の個人的なこのアースインフィニティ(7692)のIPO参加スタンスは全力申し込みで問題無いと考えています。ただIPO株は公募株及び売り出し合わせても3,060枚しか無いためIPO当選は狭き門となるでしょうね。

<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのアースインフィニティ(7692)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

アースインフィニティ(7692)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
アースインフィニティ(7692)IPO岡三オンライン証券

アースインフィニティ(7692)のIPO(新規上場)業績等

アースインフィニティ(7692)のIPO経営指標
アースインフィニティ(7692)IPO経営指標

アースインフィニティ(7692)のIPO売上高及び経常利益
アースインフィニティ(7692)IPO売上高及び経常利益

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