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昨日のNY株式市場は反発。直近の大幅安に対する自律反発狙いや節目の27,500ドルを意識した買い優勢で寄り付くと、11時過ぎには27,828ドル(+294)まで上昇。米議会での追加経済対策の不透明感、TikTok売却交渉をめぐるトランプ大統領の強圧的な対応に起因する米中関係悪化リスク、アップル、マイクロソフトなどハイテク株安などを重石に、13時台には27,500ドル割れまで売り直されたものの、引けにかけてはじり高基調で推移。個別ではキャタピラー、3M、ダウなどが指数高をサポート。ナスダックはアマゾン、アップルが売られて続落。

NYダウ 27,665ドル +131、ナスダック 10,853p −66
米10年債利回り 0.667% −0.017、為替  106.13円/ドル
NY原油 37.48 +0.18日経先物 23,210円 +10

■ テクニカル : NYダウは右肩下がりの5日線に上値抵抗感を示す戻り売り優位の形状。
終値で28,200ドル水準に控える10日線をブレイクするようなら底打ち反騰トレンド入りが期待される一方、現状では7月高値水準の27,000ドル水準までの下押しに警戒。

NY株に対する先行指標性が高いユーロドルが値崩れを起こす場合には、本格下落トレンド入りによる「3−9月の上昇幅のフィボナッチ押し相当の25,000ドル水準までの下振れ」...も頭の片隅には留め置きたいところ。

big (13)

【主な政治経済イベント】
9/14(月)日本:自民党総裁選
9/15(火)中国8月小売売上高、米NY連銀製造業景気指数、FOMC(〜16)
9/16(水)日銀金融政策決定会合、米8月小売売上高、パウエルFRB議長会見
9/17(木)日本:黒田総裁会見、米8月住宅着工
9/18(金)米4−6月期経常収支

■ NY市場展望 : 週後半は上下に波乱含み!
調整色を強めているテクニカルなりの売り優勢の展開が本線。TikTok売却問題に絡めた米中関係の悪化リスク、追加経済対策を巡る米議会の迷走なども重石。想定レンジは27,300〜28,000ドル。

FOMCならびにパウエルFRB議長の会見に関しては、8月のジャクソンホール会合までの推移を維持する可能性が高いと判断していますが、ユーロ高・ドル安基調の巻き戻し、3月以降の上昇に対する利確ラッシュなどの“建て前”として利用される場合の27,000ドル水準までの下振れに要注意。

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楽観シナリオとしては、トランプ政権による新型コロナワクチンの早期承認、FOMCを起点とした需給陽転 → 28,200ドル超えによる底打ち反騰トレンド入りを軽めに期待。
 
  (会員サークルより
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