【勘流雑感】
 先週末の日本株は武漢コロナショック後の高値圏である23,400円台まで浮上。本日自民党総裁に選出される菅氏による安倍政権での金融緩和、積極財政路線の踏襲を好感した外人部隊による買いが継続した。今週の日本株は水曜の米FOMCとパウエル氏の会見、週末の連休などがネックとなる上値の伸びにくい環境が目されるゆえ、本日の先物に関しては23,200円以下を23,000円までパラパラと買い下がり、上昇局面では欲をかきすぎずに大半を即回転に処すが善かろう。

 材料株全般についても、下落トレンドの兆候が表れている米ナスダックに迎合するような突発的急落も危惧される。クシムの暴落も鑑みれば、今週は過激な攻撃は控えながら流れ善き銘柄群の種蒔きを主戦術に据えつつ、そこから芽を出すものを耽々と育て上げる気構えで挑まれたい。

【勘流銘柄】
(その他)
3911 Aiming
先週末は690円寄り付きから742円まで、即日52円、7%の上昇。ゲーム関連は二の足が続かぬ突飛高に終わる可能性を鑑み、遊びの範囲内で持続的に注目されたい。

・ 2345 クシム
先週末は約100万株の売りを残したままストップ安。目先数日は狼狽売りによる下値不安継続が目されるゆえ、本日は寄り値とストップ安にて微量に買い増し、反発時は一気の挽回を考慮せずに、買値から100−200円程度リバウンドする場面にて、高値玉の一部と抱き合わせで処分されたい。明日以降も基本は突っ込み買い、戻り売りに処す。

【雑記】
 本日の自民党総裁選を前に反日マスコミのネガティブキャンペーンが熱を帯びている。無論、安倍政権だからこそトランプ政権の強圧的な貿易姿勢に対抗することができ、日本経済の明確な下支えとなった事実が再評価されることはなく、日本経済にとって極めてどうでもよい問題を汚点として誇張。気楽な立場で無責任に政権批判を繰り返していた石破氏を持ち上げるのも同じからくり。どうしても、日本経済や内政が安定するのは避けたいらしい。
 
 もう一人の候補者である岸田氏は、見栄えこそ最も首相に適しているが、能力面での永田町で評価はダントツに低い。そこそこの派閥の長でありながら、他派に支持が広がらない背景もここにあろう。今回の立候補は名誉挽回のチャンスではあったが、国民に自助努力を促さない、資金配分による格差是正を訴える悪い意味での安定ぶり。

 紆余曲折はあろうが、菅首相の下でコロナ不況からの脱却を図るが、日本にとって最善策となりそうだ。

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