【勘流雑感】
 昨日の日本株は中間配当の再投資期待を大義名分としたラスト数分での先物買い攻勢で23,500円台まで浮上。本日は配当落ち分を鑑みれば23,300円台前半が中立価格となるが、昨晩の米株の大幅続伸、NTT<9432>によるNTTドコモ<9437>TOBなどがフォローとなる23,300円台半ばから即日の配当埋めとなる23,500円台序盤までの堅調な流れが期される。今晩のトランプ・バイデンのテレビ討論会において、両陣営が国益を無視して相手方のネガティブ材料を披露するようならいざしらず、日米株ともにチャートの見栄え良化が顕著となっているゆえ、週末に向けての日本株も23,200〜23,700円ゾーンでの良好な経過となりそうだ。

 11月3日の大統領選前の株式市場は多少不安定に経過した方が年末に向けての視界が広がる事については昨日述べた通りだが、米株は既に1か月近い下落により水面下での買い需要が高まっているゆえ、歓迎できぬ株高を念頭に置いて売買戦術を算段していくが善かろう。さすれば、本日の先物は9月SQ値水準の23,270円までを買い下がりながら、大半を60−80円幅の小救い狙い、残りを週末に向けての意外高に備えられたい。23,200円割れは撤収。

 個別株に関しては、昨日こそ材料系に実質的な9月末を意識した玉整理が乱発したが、東証コア銘柄に買い妙味がない状況に変わりはない。日米株価指数がしっかりと流れているうちは手を変え品を変えて材料株が物色される流れが続こう。

【勘流銘柄】
■ 3915 テラスカイ
9/23 4,760円より 9/28 5,350円 +590 12%高
10月からの政府共通プラットホームの運用開始に絡め、AWS関連、量子コンピューター関連としての再攻勢が期される。昨日5,300円−4,985円ゾーンにて利入れ後に買い戻しをかけたら、本日も押さば4,●●0円までを買い向かい、噴かば中期育成も視野に入れながら部分利入れをこなされたい。

もう片方の中期指向 ■ 94●●も1,200円近辺からの動きがカギとなろう。短期指向は□ 6600番台の2銘柄を粛々と。

それぞれ動意を示さばここに記す
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(その他)
4011 ヘッドウォーターズ
本日の新規上場。事前人気は高く初値暴騰は必至。公開価格2,400円に対して7月水準の17,000円あたりまでに寄り付くなら拾ってみたい。長め期間の取り組みなら623●、172●>も注目。