Retty(7356)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。以前より上場観測のあった企業ですね。ただ10月に入ってからどうも大型案件が目立ちます。この地合いなら大丈夫かな的な感じでしょうか。

Retty(7356)の上場日は10月30日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家の間では当選報告も多く人気の高い大和証券と口座開設後3カ月間はIPO優遇抽選(ブロンズ)対象となり当選確率がアップするSMBC日興証券の共同主幹事となっております。

内容どうこうは別として、最近はみずほ証券主幹事案件が多くて疲れていたので、ここに来て大和証券SMBC日興証券という嬉しい主幹事証券会社の登場です。

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Retty(7356)のIPO(新規上場)情報

設立:2010年11月15日
業種:サービス業
事業の内容:グルメプラットフォーム「Retty」の運営等

Retty(7356)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード7356
名称Retty
公募株数200,000株
売出し株数4,618,600株
オーバーアロットメント722,700株
IPO主幹事証券大和証券
SMBC日興証券
IPO引受幹事証券SBI証券
野村證券前受け金不要
みずほ証券
岩井コスモ証券
いちよし証券
エース証券
IPO発表日9月28日(月)
上場日10月30日(金)
仮条件決定日10月13日(火)
ブック・ビルディング期間10月15日(木)~10月21日(水)
公開価格決定日10月22日(木)
IPO申し込み期間10月23日(金)~10月28日(水)
時価総額124.3億円
吸収金額63.7億円
想定価格1,150円(115,000円必要)

売り出し株式4,618,600株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日2020年10月22日(木)に決定されます。その際の海外販売数は売り出し株数の半数未満となります。

Retty(7356)のIPO(新規上場)事業内容等

Retty(7356)は各ユーザーの好みに合わせて個別最適化された飲食店情報を提供するよう、ユーザーの実名に基づく飲食店オススメ口コミ情報及び全国の飲食店情報等を蓄積した実名型グルメプラットフォーム「Retty」を運営しております。

Retty(7356)IPO事業内容

事業は実名型グルメプラットフォーム「Retty」運営事業の単一セグメントでありますが、「Fun Relationship Management(FRM)」、「広告コンテンツ」の2つのサービスを展開しております。

Retty(7356)IPOサービス内容

Fun Relationship Management(FRM)

契約した飲食店に対して「Retty」内で上位に表示される仕組みや有料店舗の広告を掲載するサービスを提供するほか、飲食店に訪れたことがあるユーザーや当該ユーザーのオススメ口コミ情報及び当該ユーザーをフォローしているユーザーなど、多種にわたるユーザー情報を管理できる顧客管理システムを提供しております。
Retty(7356)IPOFRM

広告コンテンツ

実名型グルメプラットフォーム「Retty」を活用した広告ソリューション、当社がこれまで実名型グルメプラットフォーム「Retty」を運営、拡大してきた中で蓄積してきたコンテンツを活用したコンテンツソリューションの2つから成り立っております。

【手取金の使途】
差引手取概算額218百万円及び第三者割当増資の手取概算額上限826百万円については、①事業拡大に向けた人件費及び採用費用として170百万円、②当社と契約した飲食店増加に向けた代理店の体制構築への投資として400百万円、③新商品の開発に向けた投資として260百万円、④海外事業に向けた投資として200万円を充当し、残額は運転資金のために借入れた長期借入金の返済に充当する予定であります。なお、実際の充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(RettyのIPO目論見書より一部抜粋)

Retty(7356)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

Retty(7356)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,150円としてオーバーアロットメント含め63.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としてはやや大型で荷もたれ感を感じる水準となります。

おそらくほとんどの方が外食先を探す際に検索したときにお目に掛かったことがあるグルメ系サイトだと思います。知名度は十分ありますね。「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパー」「ヒトサラ」そしてこの「Retty」がグルメ系サイトとしては有名どころでしょうか。実名というのはこの「Retty」だけのようですが。

上記グルメ系サイトは各社それぞれビジネスモデルが異なりますが、この「Retty」は毎月定額の料金を契約した飲食店(有料店舗)より頂くサブスクリプション方式で安定のストック型ビジネスモデルとなっております。

月間利用者数も以下の通り2019年5月までは順調に伸ばしており、コロナの影響で2020年5月には一時的に利用者数が減少したものの2020年8月には2019年5月比91%まで急回復しています。

Retty(7356)IPO月間利用者数

更にはコロナ対策の一つで10月1日(木)からスタートとなる登録飲食店で使えるプレミアム付食事券の発行及びオンライン飲食予約の利用によりポイントが付与される「Go To Eat キャンペーン」は完全に追い風となりそうです。特に後者のオンライン飲食予約の利用によるポイント付与(下記画像赤枠の方)の恩恵は大きそうですね。

Go To Eat キャンペーン プレミアム

Go To Eat キャンペーン ポイント

ただ残念なことにRetty(7356)のIPO株の内訳は公募株200,000株に対して売り出し株4,618,600株とおよそ23倍ほどあり、売り出し株のおよそ95%はベンチャーキャピタル投資ファンド)となることからIPO市場では毛嫌いされやすい出口(イグジット)案件となる点です。

ベンチャーキャピタル投資ファンド)の保有株は11社でおよそ665万株あり、今回のIPO新規上場)でおよそ438万株放出するものの約226万株は残ることになります。基本的に180日間のロックアップが掛かっていますが、一部は公開価格の1.5倍以上となれば解除され売却可能となります。

上記ブルベアそれぞれを加味すると、とりあえずRetty(7356)の初値評価はD級評価といったところでしょうか。悩ましい案件となりそうです。

大型案件で海外販売もあることから、このRetty(7356)の個人的なIPO参加スタンスはひとまず中立とさせて頂き、今後のIPO地合いや大手初値予想会社の見解などを見てから本格的に検討したいと思います。

Retty(7356)のIPO(新規上場)業績等

Retty(7356)のIPO経営指標
Retty(7356)IPO経営指標

Retty(7356)のIPO売上高及び経常損益
Retty(7356)IPO売上高及び経常損益

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