おはようございます。

昨日のNY株式市場は急反発。朝方発表された9月ADP雇用報告での非農業部門雇用者の増加数(74.9万人)がコンセンサス(60万人)を上回った事や追加経済対策を巡る与野党協議の前進思惑から「債券売り・株式買い」のポジティブトレードが進展。14時台に28,026ドル(+537)まで上昇すると、引けにかけては与野党協議に懐疑的な要人発言や節目を意識した利益確定売りが重石となって上げ幅を縮小。罵り合いに終始した米大統領候補者のTV討論会、年率前年同期比31.8%の大幅減となった4−6月期GDP確定値はともに想定内との見方から株価への影響は限定的に。

ダウ構成銘柄はほぼ全面高。ユナイテッドヘルス、ゴールドマン、アップルなどが指数高を牽引。ナスダックもエヌビディア、テスラなど主要銘柄が概ね堅調に推移。

NYダウ 27,781ドル +329、ナスダック 11,167p +82
米10年債利回り 0.685% +0.041、為替  105.44円/ドル
NY原油 40.22 +0.93、日経先物 23,290円 +110

□ テクニカル : NYダウのテクニカルは3日連続の10日線超えで底堅さを増す格好。ただし、28,000ドルの節目を意識した上ヒゲ、先行指標的なユーロドルの上値の重さを踏まえれば、短期的には27,000ドル台後半の持ち合いが本命視されます。日経平均の先導役であるドル円に関しても、右肩上がりに転じた10日線が先高期待を高める一方、6月以降の中期下落トレンド脱却には至らず。

big (9)

□ 本日の展望 : 買い優勢も上値重く
NYタイムの日経先物にサヤ寄せした堅調スタート後、引けにかけては振れ幅が大きくなっているNYダウ先物を睨みつつ、今晩の米9月ISM製造業景気指数や明日の米9月雇用統計前の様子見ムード、本日から1週間の中国国慶節による上海休場などの影響による方向感の乏しい流れが本命視されます。想定錬維持は23,150 〜 23,400円。

★ 本日の戦略 : 脇を締めつつ、的を絞った押し目買い!
上記のように為替や日米株のテクニカルが示すのは「買い優勢も上値の重い展開」。ただし、米マクロ指標や政治情勢に絡めた不透明感、国内での下半期入り・欧米での第3四半期入りの特殊需給に起因する下押しリスク & “物色の潮目の変化”への備えなどを意識すれば、本日の日経高局面も「一定の余力維持、ストレス玉の縮小」を優先したいところ。

その上で、好トレンド中小型株主体のポジショニングにて、押し目買い・上昇時の売りすぎ注意を継続。

※ 突発的な下振れに対応すべく、下落局面での対応は事前指値を意識するとともに、保有銘柄数の絞り込みにより突っ込み買いへの対応力を上げておくのが正攻法。

    (会員サークルより
 >>Sラボ参加案内

『 3日後、3週間後から今を考察!』

では 本日もよろしくお願いします。
 
      
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村