最近、ちょっと考え方を変えました。
以前、こんな記事を書いたことがあります。
この時の結論は、30前後に本格的に株を始めるのがベストじゃないか?
と書いたのですが、これは本格的に資産を膨らますのにベストなタイミングであり、それ以前に、少々痛い目にも会いながら、株式市場の独特の動きになれる期間が必要だと考えています。
1)入門期:
少額で良いので、とりあえず投資をしながら、経験を積み、あわせて投資の勉強をする期間。投資対象を教材として、専門用語や分析手法を身に着けることを最優先する。
2)勝負期:
どこかのタイミングで、思い切ってリスクを取り、勝負を仕掛ける時期。
思い付きや勢いだけで、大金を投入するのではなく、その時点の自己ベストの努力が必要。
3)拡大期:
株の理屈が頭でも体感的にも理解でき、安定的に勝てる時期。株が面白くてしょうがない。さらに深い理解が進む。
頑張っている投資ブロガーの多くがここにいる。一番参考になる情報が得られるかもしれない。
4)充実期:
億単位の資産確保に成功し、戦略の見直しに入る時期。小型株や短期的な小さな歪をカネに変えるにはやや資金力を持ちすぎているため、これまでと全く同じ方法ではうまくない。一方で、必死になって勝負をしなくても、たとえ年率3%のリターンでも十分生活が出来るようになる。
5)満喫期:
アーリーリタイヤするもよし。会社員続けながら、株を楽しむもよし。不動産投資や事業投資など、実物資産を買うもよし。
つまり、完全に富裕層の仲間入り。
30歳以降、結婚や子育てをはじめてからでも、1)を始めるのは大いに結構ですが、2)へ移行するハードルが高すぎる気がするのです。
もちろん、結婚してから、2)を決行できる人もたくさんいるとは思うのですが、「これから子育てやらマイホームやらのお金がいっぱい必要なのに、大損したらどうするの?」的な議論に入ると、不確実性は不利側ばかりが目立ちますので、反論できなくなってしまいます。
だったら、20代の独身か、結婚したとしてもまだ子供もおらず、共働きが問題なくできているうちに、2)勝負期を乗り越えておいた方が、その後の投資人生がスムーズにすすむと考えます。
ちょうど20代は社会に出たてで、何が何だかわからない時期でもありますので、株式投資をしながら、社会の仕組みをリアル体験で理解できるというメリットも大きいと思うのです。