9号案件の「ディビイ」が超人気案件で、申込開始とともにアクセス殺到。繋がらない、申し込みできないといったトラブルになったUnicorn(ユニコーン)ですが、その状況と今後の対応策を10月14日付で表明しています。

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↑画像クリックでトラブル概要と対応策のページを確認できます。

内容は経緯として「人気を予想し通常時の60倍のアクセス対応で設定」「トラブル発生で対応の関係者が調査」「一旦中断しさらに設定変更(スペック8倍、接続数を約5倍)」「20時に再開アナウンス」「再度接続しづらい状況は続く」「それでも申し込めるので24時頃には上限到達」といった流れです。

人気案件ということでシステムトラブルが起きないように、アクセス増加に耐えれる設定を見込んでいたが、それでも耐えられなかったというのが結果でしょう。

対応として繋がりにくい中、20時以降ですぐにアナウンスして始めたため不公平感が増大したような気がします。早押しになるのであれば、アクセスがパンクするのは必至ですので、多くの方が先着順で投資したい想いだったと思います。結果的に400人弱で募集上限に達していますので、やはり急いだもの勝ち、粘ったもの勝ちでは納得の行かない投資家の方たちも多かったと思います。

個人的にはアクセス増大でのトラブルは仕方ないにしても、その後の対応ですぐに20時にスタートさせて、さらに接続しにくいまま上限まで終了してしまったのが気になったところです。先着順であれば、アクセスが激しすぎてチケットが取れずに販売終了などはよくあることで、トラブルがあっても理解できますが、2時間後にすぐにアナウンスして再開すると、18時に待機していたのに諦めて次のタイミングを逃した方はやりきれないでしょう。

対応策としては「さらにデータベースの性能向上」「データベースの接続方法の変更」「トラブル発生時のオペレーション整備」となっています。

株式投資型クラウドファンディング業界No.1を進んでいるFUNDINNO(ファンディーノ)では過去に2分弱で目標達成するなどシステム面で問題なく進めている状況ですので、Unicorn(ユニコーン)さんの今回のトラブルはいい経験になったかもしれません。次の案件までに対応策を発表してくれたことは有り難いです。

また、次にシステムトラブルが起きたときは「投資家へのアナウンス方法」をトラブルの連絡は早く、大事な募集のスタートは時間を空けて周知してからスタートして欲しいですね。

ユニコーン

Unicorn(ユニコーン)さん含め、株式投資型クラウドファンディングの仕組み自体は私はもっと広まって欲しいと思っていますし、まだまだ黎明期であるがゆえにトラブルも多いし、投資自体のリスクやリターンという認知度も低いと思っています。

ただ、このような黎明期の段階で参加しておくということが、先行者利益に繋がるのではないか?という楽しみも同時に持っています。

今回のひと悶着あったディビイさんが数年後にどんな企業になっているのかは楽しみです。

【株式投資型クラウドファンディング一覧表】調達規模、プレバリュー、評価、その後の動きなどのチェックに