この連動(異なる業種の複数の企業が同じチャートを描く現象)は暴落の瞬間をとらえた6か月という単位だからこうなる。5年とか10年といった長い期間で見比べると、違う企業のチャートはこのように瓜二つにはならない。秩序が戻ると、連動が外れ、個性が表れるのである。
~エナフン流VE投資法~
さて、大統領選挙後の株価は、大方の予想の反対側に大きく振れ、NYダウも日経平均も大上昇しましたね。ワクチンのニュースはタイミングを計ったかのように、大勢判明直後に流れましたから、下がると思って空売りを乗せていた方々は、酷い目にあってしまったことでしょう。
一方、ウイズコロナ関連銘柄からは資金が離れ、このところ、低迷している銘柄が多いですね。
幸い私の方は、省エネ提案のグリムスが東証一部への鞍替えを発表したり、ウイズコロナで儲かった資金で買ったソニーが騰がってくれているので、その他の銘柄のマイナスを相殺して、この10日ほどについては、まぁトントンといったところです。
もっとも、冒頭にも書いたように、この流れに乗れるか乗れないかは長期的にはあまり意味がありません。本当に市場の期待通りにコロナ後に特大景気がやってくれば話は別ですが、そうでなければ、ただ、空売りの買戻しで騰がっているだけの株はそのうち沈むでしょう。逆にウイズコロナというくくりで、全部一緒くたに売られている企業の中にも、実力があったり、時流に乗っている銘柄で、かつ割安な株はそのうち騰がるのです。
ほとんどの投資家は過敏症すぎると思います。
だから、私のような凡夫に対しても、何度も何度も勝つチャンスが与えられるのです。