本日の日経平均は大幅続落。先週末のトリプルウィッチング後の日米先物需給の不安定化を主要因、英国などでの新型コロナウイルスの変異種の感染拡大を‘建て前’にして売りが先行。日銀のETF買い期待や節目の26,500円を意識した買戻しにより26,600円台を回復する場面もあったものの、午後からは下げ幅を拡大したNYダウ先物に追随して15時台に26,361円(−352)まで下落。

東証主力株は直近騰勢を強めていた非鉄セクターを中心に広く深く売りが浸透。5713 住友鉱山、5706 三井金属、1605 帝石、4901 富士フィルム、9107 川崎汽船、8473 SBIなどが前日比4%超の下落に。

中小型株も10月以降の安値を割り込んだマザーズ指数なりに、主役クラスを中心に連鎖的に投げ売りが拡散。3681 ブイキューブ、2929 ファーマフーズ、6254 野村マイクロ、3856 Abalance、4477 BASE、4479 マクアケ、4563 アンジェス、4308 Jストリーム、4480 メドレー、2667 イメージワンなどが商いを伴って暴落。

日経平均 26,436円 −278、Topix 1,761 −27
225先物(3月限)26,340円、為替 103.45円/ドル
NYダウ先物 29,944ドル −169

big (21)

■ 後記 : 年内の日経平均の上値の重さには週初時点で触れ、個別全般に関しても「例年よりも早め・深めの益出し売りバイアス」に注意喚起してきましたが、本日の日経安、中小型株需給の急激な悪化を迎えるにあたっては明確に配慮が足りず、大変申し訳ありません。
個別需給の悪化に関しては目先でピークアウトする可能性が高いと判断していますが、来週月曜の実質的な年内最終日まで軟勢が持続するケースや「底打ち → 安値圏での持ち合い」リスクも警戒される環境です。

よって、明日も寄りからの下押し局面での投げ売りは必要最小限にとどめ、小口買い増しにより買値引き下げを計りながら、リバウンド局面では「持ち株内のタイミングの分散も意識したポジション縮小」を計っていってください。

例 : 持ち株Aを明日の前場で機械的に3分の1売却、日経26,500円付近で持ち株Bを3分の1売却、持ち株Cは現値から4,5%高を目安に売却 → 明後日までに持ち株Aを全て売却 etc

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では 本日もお疲れさまでした。

このような環境ですが・・・お帰り前にこちらも是非!☆