本日は３銘柄の初値がつきました。3社とも初値は絶好調となりましたね。ただ、初値天井となってしまった銘柄もあって、本当にIPOはギャンブルだなと感じる初日の動きです。
初日レポートをしたいと思います。
まずはファンペップ(4881)から。
初値売りで約6,500円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
【ファンペップ(4881)】（公募価格650円）
初値：715円（公募比: +65円/+10.0%）
高値：843円
安値：700円
終値：780円
出来高：12,678,500株（公募売出総計：2,739,700株）
ファンペップは見事にギャンブルに参加した人が勝った銘柄でしたね。普通の考えでいると参加しづらいIPOだと思いますが、ちょっと考え方をずらして攻めたほうが良い12月IPOだった気がします。正直1枚5000円以上の結果になるのであれば、参加した方は大成功でしょう。
結果的に予想よりも良い結果になったことで、強弱の「強」が成立して大注目で買われる展開になりました。出来高も5回転弱していますし上場会社の思惑通りの上場になったと思います。
主幹事のSBI証券も良い時期に主幹事として役目を果たしましたね。
個人的にはパスしたことに後悔はしていませんが、私のようなスタイルだと大きく儲けることが出来ないと感じるのも事実でした。IPOは公募抽選も厳しくなっているので、もう少し流れに沿った考え方というのも導入したほうが良いかもしれません。
こちらもピタリ賞がでませんでした。
710円の予想があるのですが、四捨五入がニアピン賞の判定になりますので残念ながら適用外です。私は公募割れ予想で大外れ、読者予想の平均や中央値のほうが的中値となっています。
次にＳＡＮＥＩ(6230)。
初値売りで約13.2万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
【ＳＡＮＥＩ(6230)】（公募価格2,200円）
初値：3,525円（公募比: +1,325円/+60.2%）
高値：4,025円
安値：2,825円
終値：2,825円
出来高：2,060,900株（公募売出総計：460,000株）
こちらも東証2部上場の地味系とは思えないような高騰した初値になりましたね。微増になれば程度で申し込んで補欠当選も繰り上げ狙って申込みましたが、もう一度繰り上げ当選して忘れて残ってないか確認したぐらいでした（笑）
ただ、初日の動きが当然高すぎたのが響いたのか、だらだらと下げる展開で結局ストップ安で引けています。完全に行き過ぎた後に相場が崩れていますので、翌週以降も苦しいのではないかと思います。
それにしても公募組の方はおめでとうございました。キッチンをSANEI高い水栓に変えてくださいませ。
こちらもピタリ賞がでませんでした。
読者予想の最高予想で3,300円でした。読者様のどの予想よりも高い初値が付いたという想像を超えた結果になりましたね。これには参った感があります。
最後に東和ハイシステム(4172)。
初値売りで約30万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
【東和ハイシステム(4172)】（公募価格2,300円）
初値：5,300円（公募比: +3,000円/+130.4%）
高値：5,490円
安値：4,300円
終値：4,300円
出来高：636,700株（公募売出総計：400,000株）
東和ハイシステムも初日の上限（5,290円）超えという予想よりも大きく超えた高い初値となりました。クリスマス上場でやや閑散となる中で、静かなときに買い集めてやろうという層が多かったのかもしれません。この12月IPOではセカンダリー勢も勢いに任せて買っておけば儲かっていたと思うので、最後に捕まったという方も多いかもしれませんね。
それにしても初日のチャートが見直してもひどい結果で。初値が付いてすぐに特売りで落とされて、値がつくとまたすぐに特売り、そしてストップ安引けですね。初値で買った人は大きな損失を抱えていることになりそうです。
いずれにしてもクリスマス上場の3社は公募組・初値売の大勝利という結果だったと思います。セカンダリーに関してはハイリスクに挑戦しているわけですし、クリスマスに損失はきついかもしれませんが、あまり気にせずにいるほうが精神的に良いでしょうね。
こちらもピタリ賞がでませんでした。
こちらも5,320円という惜しい予想はあったのですが的中者なしです。私の予想は買疲れなども意識して初値予想していましたが、今年に関してはこれだけ数が多くても買い疲れなど微塵も感じさせないような上場ラッシュでしたね。
以上、３銘柄の結果をまとめて紹介しました。
来週は残り2銘柄が上場です。1銘柄ずつで28日、29日とありますが、この勢いなら初値は大丈夫そうですね。特に最終銘柄オンデックに関しては持ち越しとなって、最後の最後までIPOは勢いがあってバブル相場と言われるかもしれません。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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