おはようございます。

昨日のNY株式市場は続伸。朝方発表された12月雇用統計において、非農業部門の雇用者数は8か月ぶりに悪化(前月比14万人減少)したものの、ブルーウェーブによる財政拡大思惑が支えとなって堅調にスタート。高値警戒感や週末を意識した利益確定売りにより昼過ぎに30,793ドル(−247)まで下落した後、引けにかけては押し目買い主導で31,000ドル台を回復。ダウ構成銘柄は特色の乏しい高安マチマチの商状。

ナスダックも続伸にて最高値を更新。テスラが指数高を牽引した他、AMAT、TI、セールスフォースが買われて13,200pを突破。

NYダウ 31,097ドル +56、ナスダック 13,201p +134
米10年債利回り 1.100% +0.029、為替  103.94円/ドル
NY原油 52.49 +1.66、CME225 28,290円

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【主な政治・経済イベント】
1/11(月)中国12月消費者物価
1/12(火)日本:12月景気ウォッチャー調査
1/13(水)米12月消費者物価
1/14(木)日本:11月機械受注
1/15(金)米12月小売売上高、1月NY連銀製造業景気指数、決算:JPモルガン、シティG

■ NY株展望 : ブルーウェーブ・バブル継続!
大局的には歴史的金融緩和と財政出動を背景とする
昨年3月からの過剰流動性(期待)の高まりに起因する長期上昇トレンド継続が本線。短期的にも「債券売り(金利上昇)株式買い」のポジティブトレード加速が上値模索基調の継続を示唆。よって、先週後半からのブルーウェーブ・バブルの継続による堅調地合いが本命視されます。想定レンジは30,700 〜 32,000ドル

リスクシナリオとしては、週末のJPモルガンから始まる企業決算シーズン、バイデン大統領の就任式(1/20)、FOMC(1/26,27)を意識した利益確定ムード入り → 30,500ドル付近から31,200ドル付近での持ち合いによる日柄調整...を念頭に。なお、選挙結果を巡るトランプ陣営の動向、コロナ感染動向やワクチン接種の経過に起因する下押しも軽めに警戒。

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※ 過剰流動性による世界的金融資本 + AIのリスク選好は上方向(株高)のみならず下方向(株安)に顕著となるケースもあるため、マスコミを利用して悲観ムードを拡散しながら、空売り主体で暴落相場を演出してくるシーンも念頭に。ただし、現状ではバイデン大統領の就任式後数日まではご祝儀ムードを継続させる可能性が高く、大掛かりな調整相場入りは1月末から2月上旬の可能性が高いと判断しています。
  
    (会員サークルより
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