10月にこんな記事を書きました。
ところが、実際はむしろインフレが進んでいます。
「鬼滅の刃」の煉獄さん風に言えば、
「ファンダメンタリストとして不甲斐なし!!穴があったら、入りたい!!」
心境です。(あれ、泣けましたね)
ただ、スマホ料金が3000円以下になるなど、デフレが進んでいるのも事実です。デフレとインフレは対立概念だと考えていたのですが、どうも、そうでもなさそうです。つまり、一部産業ではデフレが進み、一部産業ではインフレが進んでいるのです。
株高、半導体不足、資源価格上昇、穀物価格上昇、米長期金利上昇、仮想通貨急騰・・・。
これらはインフレの典型的な現象といえます。ウォーレン・バフェットはこれを狙っていたんでしょうね。で、日本の商社株を買い込んでいるのです。やっぱ、すごい投資家です。
「うまい!!うまい!!うまい!!」
ところが、一方で、ネット上では、こんなキーワードも並んでいます。
円高、失業者急増、倒産企業増加、スマホ料金値下げ、観光・外食不況・・・。
これ、デフレ不況ですね。しかもサービス産業に偏っています。
サービスデフレとモノインフレの同時進行
大半の国民はコロナにばかり目が行っていますが、その裏で複数のストーリーが流れていることを忘れてはいけません。面白い映画とかドラマとかって、いくつかのストーリーが複合的に絡み合って、最終的に一つの流れを作ったりしますが、今の経済状況も似てますね。大きくは4つの物語がお互いに影響しあいながら物語を作っています。
①新型コロナウィルス
②脱炭素革命
③デジタル革命
④大規模金融緩和・大規模財政出動
この4つの巨大なインプットの影響を受けて、産業別に不況と好況の明暗が分かれ、デフレとインフレが同時進行する、おかしな現象が発生しているわけです。①コロナの影響と③デジタルの進化は確実にサービス価格を下げます。一方で、②脱炭素革命、④金融緩和・財政出動はモノの値段を狂乱気味に上げてしまうリスクを秘めています。(コロナによる生産低迷もインフレに拍車をかけている)
一応私の対策としては、
1)脱炭素・デジタル関連株シフト
2)資源株・銀行株シフト
3)大型株シフト
一部の成長株は明らかにバブルですし、すでにバブル崩壊が始まっているようにも見えますが、大型株の多くは長期的に見て底値圏からようやく動き出した、初動段階と私の目には映るのです。
凄く投資力を試される局面ではありますが、逆に私のような人間には超面白い局面なのです。
猪突猛進!!猪突猛進!!猪突猛進!!