室町ケミカル(4885)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が2社ありました。ちなみに同日上場です。もう1社のcoly(4175)についてはまた後ほどあらためて別記事にてご紹介させて頂きます。

IPO新規上場承認発表2021.1.21

室町ケミカル(4885)の上場日は2月26日(金)で、coly(4175)2社同日上場、上場市場はIPO市場では可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

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室町ケミカル(4885)のIPO(新規上場)情報

設立:1947年7月7日
業種:医薬品
事業の内容:医薬品の製造・販売、健康食品の企画・製造・販売、イオン交換樹脂の販売・加工

室町ケミカル(4885)IPO上場承認

上場市場JASDAQスタンダード
コード4885
名称室町ケミカル
公募株数970,000株(自己株式の処分)
売出し株数500,000株
オーバーアロットメント220,500株
IPO主幹事証券野村證券
IPO引受幹事証券FFG証券
みずほ証券
SBI証券
大和証券
楽天証券100%完全抽選
岡三証券
大和コネクト証券委託幹事
岡三オンライン証券委託幹事
IPO発表日1月21日(木)
上場日2月26日(金)
仮条件決定日2月4日(木)
ブック・ビルディング期間2月8日(月)~2月15日(月)
公開価格決定日2月16日(火)
IPO申し込み期間2月17日(水)~2月22日(月)
時価総額29.8億円
吸収金額13.0億円
想定価格770円(77,000円必要)

そして上記をご覧の通りこの室町ケミカル(4885)のIPO幹事団(シンジケート)の中には大和証券岡三証券が入っているため、それぞれグループ会社となるCONNECTコネクト)と岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

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室町ケミカル(4885)のIPO(新規上場)事業内容等

室町ケミカル(4885)は1917年(大正6年)に売薬の製造販売を目的として設立されて以降、医薬品をはじめとしたさまざまな事業に取り組んで来ており、その結果現在は医薬品・健康食品・化学品の3つの事業を軸に長年培ってきた化学技術を核とした技術を活かし、製品・サービスを提供しています。

室町ケミカル(4885)IPO事業概要

医薬品事業

原薬(医薬品の有効成分)の販売・製造を主に行っており、中国、インド、オランダなどの原薬メーカー等から国内の製薬会社や医薬品商社の求める原薬を調達するほか、自社での原薬合成、原薬の異物除去や精製などの加工を行い販売しています。自社内で日本薬局方に基づいた試験・分析ができる体制も持っており、原薬の輸入・製造・加工・分析・試験と、原薬のトータルサービスを提供しています。
室町ケミカル(4885)IPO医薬品事業

健康食品事業

事業開始当初より、主にスティックゼリータイプの健康食品の企画・製造を行っております。健康食品の通信販売を行う会社や健康食品メーカーなどからの受託製造を主に行っており、商品設計から関わるODM(Original Design Manufacturing)が大多数を占めています。
室町ケミカル(4885)IPO健康食品事業

化学品事業

液体処理関連製品の販売・加工を主に行っており、主力製品はイオン交換樹脂および分離膜です。イオン交換樹脂や分離膜は、純水(不純物を含まない水)の製造をはじめ、液体の精製、濃縮、脱色、金属回収など様々な用途に活用されています。当社は、国内外のメーカーから様々な性能のイオン交換樹脂や分離膜を仕入れ販売するほか、用途に合わせて洗浄や加工などを行い、主に国内の化学メーカーや機械メーカー、商社などへ販売しています。
室町ケミカル(4885)IPO化学品事業


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額683,148千円については第三者割当増資の手取概算額上限156,202千円と合わせて、①医薬品製造設備導入の費用の一部として539,350千円、②借入金返済の充当分として300,000千円を充当する予定です。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定です。
(室町ケミカルのIPO目論見書より一部抜粋)

室町ケミカル(4885)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

室町ケミカル(4885)の市場からの吸収金額はIPO想定価格770円としてオーバーアロットメント含め13.0億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型から中型といったところですが、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。低単価のためIPO株数は公募株及び売り出し株合わせて14,700枚とそれなりに多くあります。

室町ケミカル(4885)は1947年設立と70年以上の歴史を持つ老舗企業、事業内容は医薬品・健康食品・化学品の製造販売と地味な業態で初値高騰は見込め無さそうです。本来なら東証二部上場案件のような雰囲気を感じますが、何かしら要件が満たなかったのでしょうか、上場市場はJASDAQスタンダード市場となります。

室町ケミカル(4885)IPO事業系統図

室町ケミカル(4885)のIPO幹事団(シンジケート)の中にFFG証券というあまり聞きなれない証券会社があり、まさかこの手の老舗企業で外資系の証券会社が幹事入りしているのかと思いきや、旧ふくおか証券でした。この室町ケミカル(4885)の本社も福岡県にあることから地銀系の繋がりでしょうかね。FFG証券は過去記事を見返してみると何度か出て来ているにも関わらず完全スルーしており、今回は上位幹事に入っていたため調べて初めて知りました^^;

株主の中にベンチャーキャピタルの保有株はなく、既存の上位株主には解除価格無しで90日間のロックアップが掛かっているため余計な売り圧力はありません。

室町ケミカル(4885)のセクターは医薬品で地味な業態ではありますが、東証二部上場ではなくJASDAQスタンダード上場という点がどこかしら不幸中の幸いと言えるでしょうか。公開規模はIPO想定価格(770円)ベースで13.0億円と小型寄りになることから内容的に初値高騰はさすがに無いと思いますが、この規模であれば公募割れの可能性も少なそうです。

もちろん最終的には地合いに左右されることになりそうな微妙案件になりそうなため、ひとまず現時点での管理人の個人的なこの室町ケミカル(4885)の第一印象としてはD級評価で、IPO参加スタンスは中立とさせて頂きます。

室町ケミカル(4885)のIPO主幹事は野村證券で単価が1,000円未満となるため、おそらく200株1セット配分となるでしょうね。

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<追記>
やはりCONNECTコネクト)がこの室町ケミカル(4885)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

室町ケミカル(4885)のIPO取り扱い決定大和コネクト証券
室町ケミカル(4885)IPO大和コネクト証券

<追記>
やはり岡三オンライン証券もこの室町ケミカル(4885)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

室町ケミカル(4885)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
室町ケミカル(4885)IPO岡三オンライン証券

室町ケミカル(4885)のIPO(新規上場)業績等

室町ケミカル(4885)のIPO経営指標
室町ケミカル(4885)IPO経営指標

室町ケミカル(4885)のIPO売上高及び経常損益
室町ケミカル(4885)IPO売上高及び経常損益

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